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キックオフから30秒の決勝弾!帝京長岡MF谷内田哲平が、無念の途中交代から挽回できた理由【選手権】

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2020年01月06日

「まだチャラじゃないからな」

新潟県勢初の4強入りを果たした帝京長岡。写真:早草紀子

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 中学時代から谷内田を知る谷口哲朗総監督はこう話す。

「一昨日の試合は良いプレーができなかったので外した。今日あっさりと挽回するのは、彼の持っているスター性だと思う。ただ、まだまだ成長してもらわないといけないので、まだ飴は与えなくてもいいし、もう少し鞭を与えたほうがいい(笑)。交代したからといって、ヘコむようではプロに行けないし、それは彼も理解している。彼に求める水準は高い。うちのチームではキャプテンとしても物足りない。今日は奮起してくれたので良かった」

 外されてもただでは転ばないあたりは、流石の一言。思い返せば、今年は2月にプロ入りが決まり、京都の練習に許す限り参加した。総監督が「真面目なんですよ」と話すとおり、本職ではないウイングバックを任されても前向きに取り組んだ。

「練習参加に行くだけで学ぶことは多かったので、そのポジションをやって良かったです。ウイングバックとボランチで見る景色が違ったので次に繋がった」(谷内田)

 どんな状況でも学びの姿勢を崩さない――。そのスタンスは帝京長岡でも同じ。だからこそ、大舞台で途中交代を命じられても腐らなかった。

 次なる相手は青森山田。試合後に仲間からは「準々決勝でゴールを奪っても、まだチャラじゃないからな」と声を掛けられた。本人もこれで終わるつもりはない。「強いイメージしかない。青森山田を倒してこその日本一だと思っている。本当に良い相手」と言い切った谷内田に満足感はない。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

【選手権PHOTO】帝京長岡1-0仙台育英|開始1分の決勝弾で帝京長岡が4強入り!
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