• トップ
  • ニュース一覧
  • 高校サッカーのトレンドは“6か年計画”の育成。矢板中央のアドバイザー古沼氏も「クラブチームを作った意味は大きい」

高校サッカーのトレンドは“6か年計画”の育成。矢板中央のアドバイザー古沼氏も「クラブチームを作った意味は大きい」

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2020年01月04日

「同じグラウンドでサッカーを教えられるメリットは大きい」と古沼氏

矢板中央のベンチに座りアドバイスを送る古沼氏。アドバイザーとして高橋監督(左)も信頼を置く。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

「プロとは違うので移籍も難しいし、外国人選手を持ってくることはできない。1年生の星景虎が後半から出て仕事をしたけど、あの子はまさに中学生からアドバイスをしてきた子。矢板中央のクラブチームを作った意味は大きい」

 実際にこの流れは、他のチームでも同様だ。ベスト8に入ったチームをみると、帝京長岡は長岡JY、昌平はFC Lavida、青森山田も中等部が全国中学校サッカー選手権大会などで結果を残している。惜しくも3回戦で敗れたが、日章学園も中等部が全国大会を2連覇中だ。

「同じグラウンドでサッカーを教えられるメリットは大きい。日章学園も中学がある。昌平もそうですよね。今年の帝京長岡も8割が6年間で育ててきた選手。そういう選手が伸びてきている。青森山田も中学出身の子が何人かはいる。そういう面で抜かりがない」

 高校サッカーのトレンドとなりつつある“6か年計画”。古沼氏の言葉通り、自前で選手を育てられるのであれば、選手獲得に苦しむ事は少なくなる。

 結果を残しながら、新たな施策に取り組む矢板中央。今大会でさらに勝ち上がれば、ジュニアユース世代から門を叩く選手も増えるだろう。そうなれば、6年で育てるサイクルがより加速するはずだ。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

【選手権PHOTO】鵬学園0-2矢板中央|西村、左合の2ゴール&完封勝利で3年連続ベスト8進出!
【関連記事】
「問題児? これでチャラです」3戦連発のレフティーが矢板中央を3年連続の8強に導く【選手権】
「PK戦では一度も負けたことがない」矢板中央に“怪物”1年生GKが出現!地元の青森山田から誘いがなく…【選手権】
【選手権・注目校レポート】分析アプリで対戦相手を丸裸に! 初の全国制覇を狙う矢板中央の強さに迫る
選手権8強が出揃う!! 前回王者・青森山田は昌平と激突、3年連続8強の矢板中央はPK戦勝利の四中工と対戦!
【高校サッカー勢力図】2019選手権出場プレーヤー・出身都道府県ランキング!! あなたの出身地は何位?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ