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ピッチ内外で「その場しのぎ」が蔓延るバルサ。バルベルデ監督の退任はほぼ確実だ【現地発】

カテゴリ:連載・コラム

エル・パイス紙

2020年01月03日

バルサに対するリスペクトはもはや…

今シーズン限りで契約満了となるバルベルデ監督。退任はほぼ確実な状況だ。(C)Getty Images

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 圧倒的なボールポゼッションを売りにしていたチームは、ボールを保持して試合をコントロールすることに四苦八苦し、中盤を省略して前線にボールを預け、あとはその打開力と決定力に任せる。

 いまはまだバルサスタイルというブランドによる惰性で白星を積み重ねることができているが、クラシコでレアル・マドリーに試合の主導権を握られたようにその戦い方は諸刃の剣である。

 しかもそのマドリーは言うに及ばず、多くの対戦相手がすでにバルサに対するリスペクトがなくなり、正面から勝負を挑んでくるようになった。

 フレンキー・デヨング、アンス・ファティといった若手の台頭はあるとはいえ、チームは至るところで疲弊を起こしている。はたして現状のゴール前での勝負強さだけを拠り所にして戦い方で後半戦、ラ・リーガでマドリーとの優勝争いを繰り広げながら、強豪との対戦が続くCLを戦い抜くことができるのか。

その場しのぎで時間稼ぎのクラブ体質がチームにまで波及してしまったバルサは、年明けに本当の真価が問われることになる。

文●ラモン・ベサ(エル・パイス紙バルセロナ番)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙の記事を翻訳配信しています。

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