• トップ
  • ニュース一覧
  • 時代の流れを象徴した“パワハラ退陣”と“外国人枠変更”。劇的に知名度を上げたのは…【識者が選ぶ2019日本サッカー界の衝撃5大ニュース】

時代の流れを象徴した“パワハラ退陣”と“外国人枠変更”。劇的に知名度を上げたのは…【識者が選ぶ2019日本サッカー界の衝撃5大ニュース】

カテゴリ:連載・コラム

加部 究

2019年12月28日

世界制覇から8年間を経て、唯一劇的に知名度を高めている“元なでしこ”は…

2011年に世界制覇を果たしたなでしこジャパン。丸山桂里奈さん(18番)はいまやお茶の間の人気者に。(C) Getty Images

画像を見る

4 森保株暗転
 日本代表監督に就任当初は、冨安健洋、南野拓実、堂安律、中島翔也らを抜擢。その後の彼らの推移を見れば慧眼ぶりが際立ったが、今年に入りセレクター、戦術家の両面から不安が見え始めた。

5 女子の実情露呈
 再来年からプロリーグ創設が決議され、4年後にはワールドカップ招致へと動き出した女子だが、改めてあまりの社会的な無関心ぶりが気になる。なでしこの高倉麻子監督は「ワールドカップ優勝」を目標に、国内リーグで2年連続MVP、4年連続得点王の田中美南を外し、逆にベレーザではレギュラーに到達していない選手を招集しベスト16で敗退した。もちろん代表監督には独自の視点でメンバーを選択する権利があるし、優勝が現実的ではないことも、敗れたオランダ戦の内容が悪くなかったことも理解している。また高倉監督にそれなりの理由があったことも推察できるし、別に解任を推すわけではない。

 だがもし同じことを男子の監督が決行していたら、どんな事態が待っていただろうか。間違いなくワイドショーを巻き込むニュースになり、更迭は避けられなかったかもしれない。思えばアジア最優秀選手だった宮間あやさんも突然ピッチから消え、追いかけるメディアもなく今年引退していたことが公になった。世界制覇から8年間を経て、唯一劇的に知名度を高めているのが芸能界転身の丸山桂里奈さんだという実情が寂しいところだ。

文●加部 究(スポーツライター)
【関連記事】
【U-22代表|ジャマイカ戦のスタメン予想】前線トライアングルは、安部、前田、旗手か。ウイングバックは新顔ふたりが有力
<2019ベストヒット!>「まるでポエムだ!」「ナバスもなす術なし」久保建英が決めた“ふたつのゴラッソ”をスペイン紙が絶賛!
<2019ベストヒット!>【アジア杯】「なんてバカげたPKだ!」「決勝が壊れた」吉田麻也へのVAR判定に海外ファンから同情&批判の声が|日本代表編
<2019ベストヒット!>【セルジオ越後】「準優勝」なんて何の慰めにもならない…力不足を痛感したのであれば良い大会だったんじゃないかな|日本代表編
5つの視点から読み解くバルサの問題点――このまま「その他大勢」に成り下がるのか【現地発】

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト いよいよ大詰め!
    4月4日発売
    アーセナル、リバプール、
    マンチェスター・シティ
    プレミア3強 徹底解剖
    歴史的な三つ巴は最高潮へ!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ