• トップ
  • ニュース一覧
  • 今季ブンデス「0」ゴールの鎌田大地。それでも監督が重宝し、クラブが契約延長を望む“実力派”へと変貌している【現地発】

今季ブンデス「0」ゴールの鎌田大地。それでも監督が重宝し、クラブが契約延長を望む“実力派”へと変貌している【現地発】

カテゴリ:海外日本人

中野吉之伴

2019年12月26日

「成長は感じている」

ELアーセナル戦での2ゴールは、当時の相手指揮官ウナイ・エメリにとっての決定打にもなった。 (C) Getty Images

画像を見る


「(監督からの)信頼は、感じることができているので、いいことだと思う。僕自身も、だんだんチームの軸というか、真ん中のポジションで、だいぶ僕の形というのも作れるようになってきた。そういう部分では、成長を感じています。

 ただ、得点だけがリーグ取れていないので、そこだけ伸ばせれば…。一年というか、あと半年後、シーズン終わった時に見れば、すごく成長しているんじゃないかなと」

 そういえば、ELグループリーグ6戦目のギマラエス戦(12月12日)で、フランクフルトはベンチにFWが不在という事態だった。しかし、試合後の記者会見でヒュッター監督は「場合によってはダイチをFWにあげて中盤に選手を交代でいれようと思っていた」と狙いを明かした。それほど、鎌田ひとりに様々な役割を期待している。

 実際、この試合で一時は逆転となるゴール(38分)を挙げてしまうのだから素晴らしかった。ヒュッターも「2点目はうれしい。トレーニングした通りだ。ヘルタ戦と同じような形。機能した」と称賛の言葉を残していた。

 そんな鎌田に、フランクフルトは契約延長のオファーをすでに準備しているようだ。現地でもそのように報道されている。

「契約延長の話は結構前というか、もう夏過ぎから『冬に話そう』とは言われています。僕自身はそんなに焦ってないので、これから考えようかと。代理人にうまく話し合ってもらって…。でもまずはプレーに集中しないと。(契約のことは)代理人に任せます」

 今季前半、ブンデスでのゴールは0。だが、ヘルタ戦ではVARによって無効となった幻の初ゴールを決めた。そして、S・リエージュ戦での2アシスト、アーセナル戦での2ゴール、ギマラエス戦での1ゴールが、鎌田の追い風になったのは間違いない。だが、それ以前から彼のパフォーマンスに対する評価は非常に高かった。主力としての自覚も芽生え始め、そしてその成長はまだまだ続いていくだろう。

 2020年、きっと鎌田はさらなる飛翔を遂げるだろう。

取材・文/中野吉之伴
【関連記事】
「クリスマスに会うという仲の良さ」「鎌田くんは全部…」遠藤航がベルギー日本人戦士の貴重な5ショットを投稿!
「アリガトウ、カマダ」アーセナルサポが鎌田大地へ感謝? OBから痛烈批判のエメリ監督は「解任間近」と現地報道
「苦しいサッカー人生で…」長谷部誠がブンデス300試合達成に明かした想い。一回り年下の後輩・鎌田大地は――
「アリガトウ、カマダ」アーセナルサポが鎌田大地へ感謝? OBから痛烈批判のエメリ監督は「解任間近」と現地報道
「エメリを不幸せにした」鎌田大地がEL初ゴール含む2得点で勝利の立役者に! フランクフルトが敵地でアーセナルに逆転勝ち!!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ