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中国戦で綻びを見せた森保ジャパン。世界の主流とは反する3バックの問題点【小宮良之の日本サッカー兵法書】

カテゴリ:連載・コラム

小宮良之

2019年12月13日

コロンビア戦のようにレベルの高い相手には付け込まれる

 3バックは、強く速くうまい3枚がいないと、綻びが出やすい。なぜなら、相手の1トップが高さや強さで勝ると、3人がそこに引きつけられてしまい、そこで抑えきっても、他の個所で数的優位を与えてしまうからだ。世界には必ず一人は優れたストライカーが前線にいるものだ。

 攻撃のセットプレーでセンターバック3枚がいることは、得点の確立を上げることになるだろう。決勝点となった2点目、CKからのヘディングはセンターバックの三浦弦太が決めた。この点は、ロシア・ワールドカップのイングランド代表もそうだ。

 しかし広島でU-22代表がコロンビアに完敗したように、レベルの高い相手には付け込まれるだろう。1トップへのクロスで押し込まれ、ディフェンスは混乱し、波状攻撃を受ける。逆襲に転じるにも前線との距離が遠く、カウンターを浴びることになるのだ。

それ故、世界では4バックが主流になっている。

香港、韓国戦。不安を払しょくするような戦いが必要だ。

文●小宮良之

【著者プロフィール】
こみや・よしゆき/1972年、横浜市生まれ。大学在学中にスペインのサラマンカ大に留学。2001年にバルセロナへ渡りジャーナリストに。選手のみならず、サッカーに全てを注ぐ男の生き様を数多く描写する。『選ばれし者への挑戦状 誇り高きフットボール奇論』、『FUTBOL TEATRO ラ・リーガ劇場』(いずれも東邦出版)など多数の書籍を出版。2018年3月には『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューを果たした。
 
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