15得点・4アシストの結果に加えてゲームメイクでも存在感を見せたブラジル人助っ人
2列目はともに得点王を活躍するなど抜群の働きだった仲川輝人、マルコス・ジュニオール(いずれも横浜)は外せない。とりわけ、後者のブラジル人アタッカーは15得点・4アシストの結果に加えてゲームメイクでも存在感を見せており今季のMVPとしたい。左は「ファスト・ブレイク」の旗手として永井謙佑(FC東京)。CFは神がかったプレーを見せていたドウグラス(清水)とした。ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京)も素晴らしかった。
その他、惜しくも選外となった選手について。4-3-3ならば、随所に圧巻のプレーを披露していたアンドレス・イニエスタ(神戸)を選びたかった。永井との比較で外したが、古橋亨梧(神戸)もスピードスターとして活躍していた。CFはエリキ(横浜)が開幕からあのプレーをしていればベストイレブンどころかMVP候補だろう。決定力が凄かった。同じく途中加入なので選出しなかったが、左SBとして酒井高徳(神戸)、左CBとしてトーマス・フェルマーレン(神戸)は傑出したプレーを見せていた。逆に途中で移籍してしまった久保建英(FC東京)、三好康児、天野純(横浜)が通年でプレーしていれば候補になっていたはずだ。
文●西部謙司(スポーツライター)