【浦和】ほぼ残留決定で満足?3か月でリーグ戦わずか1勝という事実を忘れてはならない

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2019年12月01日

「浦和のサッカーがなんなのかを見せなければ」

鈴木は不甲斐なさを口にする。最終節にすべてをぶつける覚悟だ。(C)SOCCER DIGEST

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 リベロの鈴木大輔は「ほとんどピンチはセットプレーでした。後半は特に。逆にセットプレーくらいしかやられないだろうなと思っていて、でもごちゃごちゃしたところからやられてしまった」と言ったが、分かっていながらやられてしまう弱さがあったということだ。

 FC東京戦だけでなく、今季はそうして勝点を落としてきた。開幕前には杉本健勇や山中亮輔といった代表クラスを補強し、「J1とACLの両方で優勝を目指す」と豪語しながら、最終節まで残留を確定できないのは、あまりに不甲斐ない。選手たちが、残留をほぼ手中に収めたからといって、満足しているはずはないだろう。
 
 ACLの決勝でまざまざと実力差を見せつけられた関根は「ここにいるチームではないですし、上位を争わなければACLに出るチャンスもないので、1年間チームとしてやってきたものをもっと見せないといけない。浦和のサッカーがなんなのかというのを、サポーターのみなさんに見せたい」と言い、今年から加入した鈴木は、「掲げてきた目標は、JリーグとACLの優勝だったので、それに対しての自分たちの不甲斐なさをすべてぶつけたい」と意気込んでいる。
 
 せめて最後のホームゲームG大阪戦は、浦和の強大なポテンシャルを示す圧倒的な内容で締め括ってほしいところ。来季への希望が膨らむような戦いに期待したい。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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