ドイツ代表へ復帰の可能性も?
そんなフンメルスの健在ぶりに、ドイツ代表復帰待望論も根強い。特にドイツ代表DFの主軸で、バイエルンでプレーするニコラス・ジューレがひざの重傷で長期離脱。来年開催のヨーロッパ選手権出場が絶望のために、代わりに柱となる選手が嘱望されている。
代表監督ヨアヒム・レーブは「現時点では考えていない。負傷者が出たからと、自分たちのプランを投げるべきではない。我々には同ポジションに高いポテンシャルを持った選手が居る」と発表しているが、同時に「ただ将来的にはわからない。サッカーではいろんなことが起こるのだから」と可能性が0ではないことを示唆した。
DFBチームマネージャーのオリバー・ビアホフも、こう補足した。
「これまでも話してきたが、我々は誰とも別れてはいない。もしすでに引退という形になっているなら、代表戦でお別れの花束と贈り物を贈呈しているだろう」
代表監督ヨアヒム・レーブは「現時点では考えていない。負傷者が出たからと、自分たちのプランを投げるべきではない。我々には同ポジションに高いポテンシャルを持った選手が居る」と発表しているが、同時に「ただ将来的にはわからない。サッカーではいろんなことが起こるのだから」と可能性が0ではないことを示唆した。
DFBチームマネージャーのオリバー・ビアホフも、こう補足した。
「これまでも話してきたが、我々は誰とも別れてはいない。もしすでに引退という形になっているなら、代表戦でお別れの花束と贈り物を贈呈しているだろう」
EURO2020予選は11月の2試合を残すだけ。16日にメンヘングラッドバッハで行われるベラルーシ戦に勝利すれば、出場はほぼ当確となる。ここでメンバーを大きく手を入れたり、方向性を変えたりするのは得策ではない。
『Bild』紙の情報によると、本戦の準備に本格的に入る時に、守備陣にフンメルスが必要かどうかがテーマになるようだ。他の若手選手で十分やっていけると判断するのか。あるいは歴戦の経験をチームにもたらし、さらなる化学変化を促すのか。
どんな決断をレーブが下すのか、ドイツ中が注目している。
筆者プロフィール/中野吉之伴(なかのきちのすけ)
ドイツサッカー協会公認A級ライセンスを保持する現役育成指導者。執筆では現場での経験を生かした論理的分析が得意で、特に育成・グラスルーツサッカーのスペシャリスト。著書に「サッカー年代別トレーニングの教科書」「ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする」。WEBマガジン「中野吉之伴 子どもと育つ」(https://www.targma.jp/kichi-maga/)を運営中。