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「彼が勝点1ポイントを持ち去った」堅守は健在、代表復帰待望論も! マッツ・フンメルスは、いったい何が凄いのか?【現地発】

カテゴリ:ワールド

中野吉之伴

2019年11月02日

ドイツ代表へ復帰の可能性も?

ドルトムントの”壁”であるフンメルス。 (C) Getty Images

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 そんなフンメルスの健在ぶりに、ドイツ代表復帰待望論も根強い。特にドイツ代表DFの主軸で、バイエルンでプレーするニコラス・ジューレがひざの重傷で長期離脱。来年開催のヨーロッパ選手権出場が絶望のために、代わりに柱となる選手が嘱望されている。

 代表監督ヨアヒム・レーブは「現時点では考えていない。負傷者が出たからと、自分たちのプランを投げるべきではない。我々には同ポジションに高いポテンシャルを持った選手が居る」と発表しているが、同時に「ただ将来的にはわからない。サッカーではいろんなことが起こるのだから」と可能性が0ではないことを示唆した。

 DFBチームマネージャーのオリバー・ビアホフも、こう補足した。

「これまでも話してきたが、我々は誰とも別れてはいない。もしすでに引退という形になっているなら、代表戦でお別れの花束と贈り物を贈呈しているだろう」

 EURO2020予選は11月の2試合を残すだけ。16日にメンヘングラッドバッハで行われるベラルーシ戦に勝利すれば、出場はほぼ当確となる。ここでメンバーを大きく手を入れたり、方向性を変えたりするのは得策ではない。

『Bild』紙の情報によると、本戦の準備に本格的に入る時に、守備陣にフンメルスが必要かどうかがテーマになるようだ。他の若手選手で十分やっていけると判断するのか。あるいは歴戦の経験をチームにもたらし、さらなる化学変化を促すのか。

 どんな決断をレーブが下すのか、ドイツ中が注目している。
 
筆者プロフィール/中野吉之伴(なかのきちのすけ)

ドイツサッカー協会公認A級ライセンスを保持する現役育成指導者。執筆では現場での経験を生かした論理的分析が得意で、特に育成・グラスルーツサッカーのスペシャリスト。著書に「サッカー年代別トレーニングの教科書」「ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする」。WEBマガジン「中野吉之伴 子どもと育つ」(https://www.targma.jp/kichi-maga/)を運営中。
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