「目に見えるほどあからさまにチームが気落ちしてしまう」
今シーズンの象徴的な試合として挙げるのは、12節のアローレ八王子戦だ。スコアは3-3。数字だけを見れば点の取り合いだが、その内容は全く異なるものだった、と感じている。
「ビデオを何回も見返したのでよく分かるのですが、前半、南葛は5~6回チャンスがあって1点先制した。一方、相手にセットプレー2本からともにこぼれ球を拾われて決められて2失点。後半一度は追いつくのですが、PKでまたリードを許して。自分がプレーしていた印象ではすごくチャンスがあって、支配率でも7:3くらいで押していて。全然勝てる試合のはずなのに試合が終わると引き分けていた。決して点の取り合いになるような展開ではないのに。このような展開の試合がシーズンを通して多かったと感じています」
なぜこのようなことになってしまったのか。
「1試合90分間、ずっと南葛のリズムで戦えればそれが内容的にベストですが、サッカーは流れがあるのでずっとペースを握っていられるわけでもありません。でも、相手ペースになった時に“自分たちのペースにできてない”とネガティブな空気になってしまうところがありました。さらにたまたま相手のラッキーであったり、自分たちのミスであったり、セットプレーから失点してしまうと、目に見えるほどあからさまにチームが気落ちしてしまう、ヘッドダウンしてしまう時もあって。先制しているのに追いつかれると、相手は想像以上に息を吹き返す一方で、自分たちは必要以上に意気消沈してしまう。結果が出ていないと余計にその落ち度が大きくなっていたかと思います」
チームを覆っていた負の雰囲気。これは他の選手も口にするところだ。
「前半にチャンスが5~6回あって、それでも無得点で折り返した時のハーフタイムも『後半行ける!』とはならずに『上手くいっていない…』という空気が漂ってしまう。後ろの選手の判断でロングボールを蹴った時もどこか空気が悪くなる。僕も試合に出ていた身として、チームに何か伝えることができたのではないか、と責任を感じるところなのですが」
シーズン途中からはボランチではなくCBとしても先発するようにもなった。それが奏功した試合もあったが、チームの流れを劇的に変えるまでには至らず、南葛SCはどこか乗り切れない印象でリーグ戦を最後まで戦うことになった。
「ビデオを何回も見返したのでよく分かるのですが、前半、南葛は5~6回チャンスがあって1点先制した。一方、相手にセットプレー2本からともにこぼれ球を拾われて決められて2失点。後半一度は追いつくのですが、PKでまたリードを許して。自分がプレーしていた印象ではすごくチャンスがあって、支配率でも7:3くらいで押していて。全然勝てる試合のはずなのに試合が終わると引き分けていた。決して点の取り合いになるような展開ではないのに。このような展開の試合がシーズンを通して多かったと感じています」
なぜこのようなことになってしまったのか。
「1試合90分間、ずっと南葛のリズムで戦えればそれが内容的にベストですが、サッカーは流れがあるのでずっとペースを握っていられるわけでもありません。でも、相手ペースになった時に“自分たちのペースにできてない”とネガティブな空気になってしまうところがありました。さらにたまたま相手のラッキーであったり、自分たちのミスであったり、セットプレーから失点してしまうと、目に見えるほどあからさまにチームが気落ちしてしまう、ヘッドダウンしてしまう時もあって。先制しているのに追いつかれると、相手は想像以上に息を吹き返す一方で、自分たちは必要以上に意気消沈してしまう。結果が出ていないと余計にその落ち度が大きくなっていたかと思います」
チームを覆っていた負の雰囲気。これは他の選手も口にするところだ。
「前半にチャンスが5~6回あって、それでも無得点で折り返した時のハーフタイムも『後半行ける!』とはならずに『上手くいっていない…』という空気が漂ってしまう。後ろの選手の判断でロングボールを蹴った時もどこか空気が悪くなる。僕も試合に出ていた身として、チームに何か伝えることができたのではないか、と責任を感じるところなのですが」
シーズン途中からはボランチではなくCBとしても先発するようにもなった。それが奏功した試合もあったが、チームの流れを劇的に変えるまでには至らず、南葛SCはどこか乗り切れない印象でリーグ戦を最後まで戦うことになった。