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「もっと死に物狂いにやろうや」長崎の隊長・角田誠が示す覚悟と献身性に、ドラマの予感は十分だ!

カテゴリ:Jリーグ

藤原裕久

2019年10月08日

「悔いがないよう覚悟を持って長崎に来てる。腹はくくってるから」

手倉森監督を「日本一の監督」と慕う角田。ともにJ1昇格への執念を燃やす。写真:徳原隆元

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 夏の補強でカイオ、秋野央樹という2人のボランチを獲得した現在、角田はDFの中心として最終ラインからチームを支えている。怪我人が相次いだ影響で現在の長崎守備陣は、層が薄く疲労の色も濃く、角田自身にも疲労はあるが、それでも己の心身を削るようなプレーに陰りはない。それは角田の中にある覚悟が理由なのだろう。

「俺はテグさんを日本一の監督やと思っている。テグさんの所でもう一度やりたいと思って長崎に来た。年齢的にいつ最後かも分からんから、悔いがないよう覚悟を持って長崎に来てる。腹はくくってるから」
 
 プロの世界である以上、角田が来年もプレーしているという保証はない。長崎の隊長として来年もいるかもしれないし、そうではないかもしれない。それでも確実に言えることがある。残り試合、角田は一切妥協する気はないだろう。そしてその覚悟と献身性が、大きなドラマを生み出す可能性は十分にあるということだ。

取材・文●藤原裕久(フリーライター)
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