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バルサを襲う「ネイマール狂騒曲」の余波。最大の“被害者”となったのは…【番記者レポート】

カテゴリ:連載・コラム

エル・パイス紙

2019年09月10日

新戦力のグリエーズマンとデヨングのパフォーマンスは?

就任3年目を迎えたバルベルデ監督。スペクタクル性に欠けるサッカへの批判もあるだけに結果を残せないと……。(C)Getty Images

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 アントワーヌ・グリエーズマンの融合もバルベルデ監督が解決しなければならない重要なテーマだ。ルイス・スアレスが欠場したベティス戦(第2節)とオサスナ戦の2試合は“9番”として起用されたが、ポジション、チーム内での役割ともまだまだ手探りの段階だ。

 同じく新戦力のフレンキー・デヨングも状況はさして変わらない。この3試合でもっとも活躍した試合はアンカーとして出場したアスレティック・ビルバオ戦(第1節)だった。しかし、通常はこの試合でベンチスタートだったセルヒオ・ブスケッツが務めるポジションだ。その後の2試合はインサイドハーフとして起用されたが、低調なパフォーマンスに終始し、むしろオサスナ戦では後半途中から出場したアルトゥールの活躍が光った。

ここまで3試合で、指揮官は過去2年に比べればチーム内の競争を活性化させるような選手起用を見せているが、それは怪我人の続出やネイマール騒動の余波など様々な事情が背景にあった。
 
 まもなく復帰予定のメッシを組み込みながら、これらの山積みする問題を一つひとつ解決して、攻守のバランスを整備し、チームを再び軌道に乗せなければならない。周りに散々振り回された挙句に、突き付けられている課題は極めて困難かつ複雑だ。

バルサがネイマール狂騒曲の余波を最小限に食い止めることができるかどうかは、バルベルデ監督の手腕にかかっていると言っても過言ではない。

文●ラモン・ベサ(エル・パイス紙バルサ番)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙の記事を翻訳配信しています。
 
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