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バルサに加入したジュニオル・フィルポの知られざるキャリア――すべては6年前、ベティスのフベニールと対戦した日から始まった【現地発】

カテゴリ:連載・コラム

エル・パイス紙

2019年08月13日

ベティスの前指揮官もそのポテンシャルを絶賛!

ベティスでトップデビューを飾ったのは18年2月。瞬く間にレギュラーの座を確保した。(C)Getty Images

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 もうその頃にはロメロが確信したように守備の課題も改善されていた。昨シーズン限りでベティスを退団したキケ・セティエンはジュニオルを指導した1年半をこう振り返る。

「素晴らしいポテンシャルの持ち主だ。好不調の波はあったが、若さやセグンダB(実質3部)から1部へとプレーする環境が大きく変わった点を考えれば、むしろ当然のことだ。ジュニオルの素晴らしいところは、自分の頭で考えながら日々努力できること。そうやって守備力や戦術遂行力、ディシプリンといった課題を克服していった。彼のこの1年半の成長は目覚ましいものがある」

 キケ・セティエンはロメロと同様に、かつての愛弟子のバルサでの活躍に太鼓判を押す。
 
「ジュニオルにはまだまだ伸びしろがある。その意味では、バルサは理想的な環境だろう。彼は単純にオーバーラップを繰り返してクロスを上げるだけのサイドバックではない。正確なパスを状況に応じて出すこともできる。フィジカルの強さに加え、そうしたクオリティーの高さは大きなストロングポイントだ」

 バルサでポジション争いのライバルとなるのは、左サイドバックの世界的な第一人者、ジョルディ・アルバだ。もっともジュニオルのことだ。それこそ「相手に不足なし」の心境であるはずだ。

 伸び盛りの若者は、むしろこの好敵手の存在をモチベーションに、自ら試行錯誤を繰り返しながらバルサでも成長を続けることだろう。

文●ラファエル・ピネダ(エル・パイス紙アンダルシアのクラブ担当)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙の記事を翻訳配信しています。
 
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