• トップ
  • ニュース一覧
  • 【セルジオ越後】メルカリのアントラーズ買収、不安もある一方でイニエスタ級のタレント獲得にも期待したい

【セルジオ越後】メルカリのアントラーズ買収、不安もある一方でイニエスタ級のタレント獲得にも期待したい

カテゴリ:Jリーグ

連載・コラム

2019年08月09日

アントラーズにも大胆な動きを見せてほしい。

楽天が経営する神戸は、イニエスタなどのスターを獲得してきた。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

 Jリーグは絶頂期だった開幕当初と比べれば、今はメディア露出も少ない。だから、サッカーに投資する魅力が減ってきているのは間違いない。宣伝効果がどれだけあるかで、スポンサーも都合が変わってくる。それにもかかわらず、経営危機のクラブを救ってくれた企業はたくさんあるよね。

 2000年の冬に経営危機に陥ったヴァンフォーレは、2001年からはくばくがメインスポンサーになった。2017年に同じく経営危機が発覚したV・ファーレンもジャパネットが同年に全株式を取得。企業に支えられ、ヴァンフォーレは2005年に、V・ファーレンは2017年にJ1初昇格している。
 
 ゼルビアはJ1ライセンスがなかったけど、2018年に買収されたサイバーエージェントのサポートもあってスタジアムや練習場、クラブハウスの改修に動き出している。J1ライセンスを申請して、判定結果は9月下旬に発表されるようだ。
 もちろん、こうした企業によるサポートは助かる。ただ一方で、日本サッカーが安定していないとも見てとれるんだ。もし、Jリーグがハイレベルで経営も好調で、選手たちの給料も高かったら、急増した海外移籍も必要なくなるよ。
 
 今後の注目は、やはりアントラーズの動向だね。今夏には、安部(→バルゼロナ)、鈴木(→シント=トロイデン)、安西(→ポルティモネンセ)を欧州クラブに引き抜かれた。いずれも、これから日本代表にも絡んできそうな実力者だ。
 
 彼らの穴を埋めるのは誰になるのかな? レイソルから小泉、グランパスから相馬を獲得し、加入内定していた法政大の上田を前倒しで入団させている。だけど現状の戦力では、どうしてもインパクトに欠ける。8月30日に正式に経営権が譲渡されてから、移籍市場でどんな変化が起こるのだろうか。

 川崎製鉄から楽天に経営権が映ったヴィッセルは、ポドルスキ、イニエスタ、ビジャ、フェルマーレンと驚きの補強を展開している。資金力を持つ企業が筆頭株主になったのなら、ぜひアントラーズにもそのくらいの大胆な動きを見せてほしいよ。
【関連記事】
なぜプロビンチャの鹿島がタイトル数で独走するのか? 戦力強化の「勝ち組と負け組」
【セルジオ越後】欧州移籍を容認し、すぐに買い戻す…Jクラブと選手の関係は、なんとも甘い
メルカリが鹿島の筆頭株主へ!現母体の日本製鉄と株式譲渡契約を締結、8月30日に新体制へ移行
「久保よりも良い」バルサBでデビューを飾った安部裕葵、現地の反応は上々も…公式アカウントには批判が殺到!?
STVV新加入の鈴木優磨がテストマッチで2ゴールと猛アピール!! 今週末のリーグ戦でデビューも?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ