移籍騒動の決着の行方は?
最終的にマルコ・ヴェッラッティとキリアン・エムバペが笑いながら引き寄せてチームの中に入れたが、そうした仲間の気遣いがなければ、ネイマールは本当に写真に写ることがなかったかもしれない。
一連の悪態によって3日のフランス・メディアは、ネイマールの話題で持ち切りになった。
ネットワークチャンネル『La Chaine L’Equipe』の討論番組「L’Equipe Mercat」では、「ネイマールの行動にショックを受けたか?」というお題に4人の出演者のうち3人が揃って「ウィ(はい)」と回答。
さらに番組中には、「パリから出て行きたいのはわかっているけど、いくら何でもプロに求められる最低限の態度というものがある。これじゃ、育ちの悪いガキだ。リスペクトも誠意もない」や「いや、これは宣戦布告だ。ネイマールの父親は本気で『戦争だ』と言っている。今日の行動はそれを体現したものだ」などの意見が噴出した。
一連の悪態によって3日のフランス・メディアは、ネイマールの話題で持ち切りになった。
ネットワークチャンネル『La Chaine L’Equipe』の討論番組「L’Equipe Mercat」では、「ネイマールの行動にショックを受けたか?」というお題に4人の出演者のうち3人が揃って「ウィ(はい)」と回答。
さらに番組中には、「パリから出て行きたいのはわかっているけど、いくら何でもプロに求められる最低限の態度というものがある。これじゃ、育ちの悪いガキだ。リスペクトも誠意もない」や「いや、これは宣戦布告だ。ネイマールの父親は本気で『戦争だ』と言っている。今日の行動はそれを体現したものだ」などの意見が噴出した。
前述のアンケートで唯一「ショックではない」と答えたジル・ファバール氏も、「もっと衝撃的なシーンをピッチ上で何度も見せられたからショックではないが、ノーマルとも言えない」と説明したうえで、次のように強く主張した。
「誰が3億ユーロ(約360億円)も払えるというのか! ネイマールは残っても問題なく活躍できる。今日の試合を観てもパリSGにはネイマールが必要だ」
ただ、現時点で高額な移籍金が必要となるネイマールに関して、パリSGを納得させるオファーは一つも舞い込んでいない。フランスのメルカート閉幕(現地時間9月2日)まではまだ1か月近くあるが、何とか威厳を保ちたいフランスの絶対王者としては、退団させるにせよ、残すにせよ、現地時間8月11日のリーグ・アン開幕までにはエースとの問題を決着させたいところだろう。
開幕戦にネイマールの姿はあるのか、それとも違うユニホームに袖を通しているのか――。その答えはいまだ見えてこない。
文●結城麻里
Text by Marie YUUKI