マドリーには久保をレンタルに出す考えはない
首脳陣が懸念しているのは、レンタル移籍させることでマドリーのコントロールから外れてしまうことだ。近年、ローンを奨励している若手と異なり、久保は入団1年目だ。これからマドリーの指導システムに当てはめて育成を開始しようとする選手が、もし他のクラブでプレーすれば、プランは全くの白紙に戻されてしまう。
もちろんサッカーの世界は、物事が目まぐるしく変化する。プレシーズンマッチでさらに予想を上回るインパクトを残す可能性もあるし、カスティージャでいきなり大活躍をするかもしれない。そのうえで、冬の移籍市場でレンタルの話が持ち上がれば、2部Bは相応し場所ではないと、首脳陣が考えを改めるかもしれない。
もちろんサッカーの世界は、物事が目まぐるしく変化する。プレシーズンマッチでさらに予想を上回るインパクトを残す可能性もあるし、カスティージャでいきなり大活躍をするかもしれない。そのうえで、冬の移籍市場でレンタルの話が持ち上がれば、2部Bは相応し場所ではないと、首脳陣が考えを改めるかもしれない。
ただそれも推測の域を出ない。私が取材をした複数のクラブ幹部はいずれも、「物事は一つひとつ進めていかなければならない」と口を揃えていた。繰り返すが、アピールしたといっても、大半の選手がまだ身体が出来上がっていない段階での1週間半ほどの練習の中でのことに過ぎないのだ。
その一方で、マドリーの首脳陣は久保の確かな将来性を見抜き、宿敵バルセロナを出し抜いて獲得したことの成果の大きさを確信している。だからこそ、彼らは久保を大切に育てたいと考えている。現時点で久保をレンタル移籍に出す構想はクラブにはない。それが取材を通して得た最新の情報だ。
取材・文●セルヒオ・サントス(『AS』紙マドリー番記者)
翻訳●下村正幸
その一方で、マドリーの首脳陣は久保の確かな将来性を見抜き、宿敵バルセロナを出し抜いて獲得したことの成果の大きさを確信している。だからこそ、彼らは久保を大切に育てたいと考えている。現時点で久保をレンタル移籍に出す構想はクラブにはない。それが取材を通して得た最新の情報だ。
取材・文●セルヒオ・サントス(『AS』紙マドリー番記者)
翻訳●下村正幸