若手の躍動で浦和を叩きのめした横浜。とくに印象に残った3人が…【英国人記者の目】

カテゴリ:連載・コラム

スティーブ・マッケンジー

2019年07月15日

横浜対チェルシーとの対戦が楽しみになった

 それにしても、若くてエネルギッシュな横浜に対峙した浦和の状態は、私にとっては不可解だった。以前よく知っていた王者の姿は、そこにはなかった。

 浦和のファンは、この試合を楽しめなかっただろう。内容でも完全に下回り、アジア・チャンピオンズリーグの蔚山現代とのアウェーゲーム(決勝トーナメント1回戦の第2レグ)で見せたチームの勢いは完全に失われていた。

 審判の振る舞いも、フラストレーションを溜める一因にはなったろう。だが、この日ばかりは浦和の出来がサポーターを満足させるものではなかったのも確かだ。これからの巻き返しに期待したい。

 思いがけず横浜のパフォーマンスが素晴らしかったからこそ、チェルシー戦が非常に待ち遠しくなった。プレミアリーグの強豪に対して、遠藤や三好らがどのような戦いぶりを見せるのか、楽しみにしたい。

取材・文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)

スティーブ・マッケンジー (STEVE MACKENZIE)
profile/1968年6月7日にロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでのプレー経験があり、とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からサポーターになった。また、スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国の大学で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝に輝く。
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