【横浜】腕章にその想いを託して――苦楽をともにしてきた天野純と喜田拓也の固い絆

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェスト)

2019年07月09日

黄色い腕章をその右腕に巻き付けて

天野の移籍前のラストマッチとなった大分戦は1-0の勝利。試合後、天野(奥)は他の選手と比べて少しだけ長く、喜田(8番)と固く抱き合った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 大分戦の試合後、サポーターの目の前で挨拶をした天野が、仲間たちに胴上げをされる。その直後、大分戦ではゲームキャプテンを務めていた喜田が、黄色い腕章を天野の右腕に巻きつける。
 
「今年に関して、キャプテンは3人体制で、タカ君(扇原)と、純君と、僕が指名されて、みんなでどうやってチームを導いていこうかと考えて戦ってきた。純君もいろんなものを背負って、ときには自分がやりたいことを押し殺してでも、チームに有益な何かがあれば、それを優先させてプレーしていた。そんな純君にはやっぱり報われてほしい。
 
 あとは、F・マリノスに対する“特別感”というか、キャプテンマークは誰でも付けられるものではないし、最後に実感して行ってほしかった。あの感触は特別なものだと思うから。絶対に感じるものはあるはず。
 
 純君が取り組んできたもの、背負ってきたものを、最後にあのキャプテンマークで実感してもらって、それでまた『よし、頑張るぞ』と。そういうきっかけになってくれれば。それがなくても、もちろん純君は頑張ると思うけど、何かしら感じてもらえればいいかなって。それで、最後に付けてもらいたかった」
 
 扇原も含め、ともにチームの先頭に立って戦ってきた。そんな日々もベルギーでの日々の活力になってほしい。喜田なりの背中の押し方だった。
 
「ほんと、これまでいろいろあったので……。プロ入りしてから、ずっと一緒にやってきた。そのすべてを見てきた。一緒に歩んできて、純君の姿を近くで見てきて、お互いに高め合ってきた。何か言葉があったかというと、そうではない。言葉がなくても、自分は分かっているし、純君も同じ想いでいてくれたら嬉しいですね」
 
 大分戦で勝利し、ピッチ上で天野はチームメイトたちと喜びを分かち合う。喜田とも固く抱き合う。他の仲間たちと比べると、ほんの少しだけ長く。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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