スポンサーパーティの挨拶で喜田が語ったのは――
[J1第14節]湘南1-2横浜/5月31日/BMWス
ロッカールームに響き渡る声を聞いて、喜田拓也は心地よい高揚感を覚えていた。
いこうぜ!
今日大事だよ!
勝とうよ!
助け合っていこう!
相手より走ってハードワークしよう!
絶対に勝ちにいこう!
「すごく声が出るようになっているんですよ。今日とかも試合前に、それこそサブの選手たちも含めて、みんながしゃべっている。それがやらされているわけではなく、自発的にそういう声が出るようになってきている」(喜田)
今季初の3連勝がかかっていた14節のアウェー湘南戦、横浜は12分にエジガル・ジュニオのゴールで先制すると、44分に同点とされるも、63分に仲川輝人の勝ち越し弾で突き放す。この勝利で勝点27とし3位に浮上。総得点24はリーグトップの数字だ。
「粘り強く勝ち切れた」と安堵の表情を浮かべる喜田は、同時にチームのポジティブな変化を感じていた。「試合中も要求する声だったり、お互いを高め合う声だったり、そういうことができるチームになっていけるんじゃないかなって。それは楽しみでもあるんです」と。
シーズン開幕前のスポンサーを招いたパーティで、マイクを握った喜田は「ここにいる仲間たちとなら、何か大きなことを成し遂げられるのではないか。そう思っています」と挨拶したという。
強くて、魅力的なチームに――明確な理由はないが、そうなれるという予感があった。
「魅力的な、というと、ざっくりしているかもしれないですけど」
あくまでも勝利にこだわり、観客を魅了するポゼッション重視の攻撃的なサッカー。確かにそれも魅力の一部と認めるが、喜田の本心はまた別のところにある。
ロッカールームに響き渡る声を聞いて、喜田拓也は心地よい高揚感を覚えていた。
いこうぜ!
今日大事だよ!
勝とうよ!
助け合っていこう!
相手より走ってハードワークしよう!
絶対に勝ちにいこう!
「すごく声が出るようになっているんですよ。今日とかも試合前に、それこそサブの選手たちも含めて、みんながしゃべっている。それがやらされているわけではなく、自発的にそういう声が出るようになってきている」(喜田)
今季初の3連勝がかかっていた14節のアウェー湘南戦、横浜は12分にエジガル・ジュニオのゴールで先制すると、44分に同点とされるも、63分に仲川輝人の勝ち越し弾で突き放す。この勝利で勝点27とし3位に浮上。総得点24はリーグトップの数字だ。
「粘り強く勝ち切れた」と安堵の表情を浮かべる喜田は、同時にチームのポジティブな変化を感じていた。「試合中も要求する声だったり、お互いを高め合う声だったり、そういうことができるチームになっていけるんじゃないかなって。それは楽しみでもあるんです」と。
シーズン開幕前のスポンサーを招いたパーティで、マイクを握った喜田は「ここにいる仲間たちとなら、何か大きなことを成し遂げられるのではないか。そう思っています」と挨拶したという。
強くて、魅力的なチームに――明確な理由はないが、そうなれるという予感があった。
「魅力的な、というと、ざっくりしているかもしれないですけど」
あくまでも勝利にこだわり、観客を魅了するポゼッション重視の攻撃的なサッカー。確かにそれも魅力の一部と認めるが、喜田の本心はまた別のところにある。
アンカーとして、最近ではダブルボランチの一角として、喜田は開幕からここまでの14試合、すべてにフルタイム出場を果たしている。GKの飯倉大樹、インサイドハーフの天野純や三好康児など、何人かの“不動”と思われた主力メンバーが先発を外されるなど、今季の横浜では熾烈なレギュラー争いが繰り広げるなか、アンジェ・ポステコグルー監督の信頼を勝ち取り、ピッチに立ち続けている。
自身の位置付けを踏まえ、その貢献度や責任感について聞けば、「自分が出ていることよりも、チームをいかに勝たせるかを一番大事にしたい」という答が返ってきた。
「だから、仮に自分が試合に出られなくても、チームが勝つためにやるべきことをやる。そこはもう、覚悟を決めて、腹をくくっています。チームが勝つために何が必要か。それはピッチ内でもそうだし、ピッチ外でも、やることはたくさんある。そういうメンバーの姿勢が、チームを支えている部分でもあると思うので」
自分のそうしたスタンスを、考え方を、他のメンバーに強要するつもりはない。ただ、共有できればいいとは思っている。個人としてはでなく、チームとして。みんなが同じ方向を向いて、戦うことができているか。喜田はそこに大きな魅力を見出しているし、実際にそういう集団になりつつあると感じているようだ。
【湘南 1-2 横浜 PHOTO】E・ジュニオと仲川の2試合連続弾で横浜が神奈川ダービーを制す!仲川はあのポーズを披露!!
自身の位置付けを踏まえ、その貢献度や責任感について聞けば、「自分が出ていることよりも、チームをいかに勝たせるかを一番大事にしたい」という答が返ってきた。
「だから、仮に自分が試合に出られなくても、チームが勝つためにやるべきことをやる。そこはもう、覚悟を決めて、腹をくくっています。チームが勝つために何が必要か。それはピッチ内でもそうだし、ピッチ外でも、やることはたくさんある。そういうメンバーの姿勢が、チームを支えている部分でもあると思うので」
自分のそうしたスタンスを、考え方を、他のメンバーに強要するつもりはない。ただ、共有できればいいとは思っている。個人としてはでなく、チームとして。みんなが同じ方向を向いて、戦うことができているか。喜田はそこに大きな魅力を見出しているし、実際にそういう集団になりつつあると感じているようだ。
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