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「3分間スピーチで森保君は20分も話していた」恩師・今西和男氏が語る日本代表監督の人物像と資質

カテゴリ:日本代表

小須田泰二

2019年06月24日

「日本人の監督を成長させることが必要。Jがない時はできるだけ海外で経験を積ませた方がいい」

森保監督を指導者としても手塩にかけて育ててきた今西氏。今後は「日本人監督を成長させることが必要」と説く。

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――日本代表がこれから強化すべきポイントがあるとしたら何でしょう。
「代表チームを率いるのなら、その指揮官は世界に勝つための戦術を持たないといけない。そのためには、自分自身がコーチと一緒に海外の試合を観に行く必要はある。森保君は非常に勉強熱心だから、そういう意味では期待しています。やはりヨーロッパは報酬が高いから、一流監督を連れてくるのは難しい。日本人の監督を成長させることが必要ですよ。そのあたりは田嶋幸三会長も分かっていると思いますから、Jリーグの試合がない時には、できるだけ海外へ行って、いろんな経験を積ませた方がいいでしょう」
 
――サンフレッチェ広島のGMや日本サッカー協会技術委員など、長らく日本サッカーの強化に携わってこられた今西さんから見て、果たして日本は今、どのくらいの位置にいると思われますか。
「FIFAランキングというものがありますから、それが物差しになるのでしょう。しかし結局は、若手の選手は伸びているわけですから、やはり先ほども言ったように、指導者がどれだけ海外に行って勉強するか、にかかっていますよ。海外に行って、次に勝つためにはどうすればいいのか? という勉強を日本サッカー協会がさせるべきです」
 
――森保監督の話に戻ります。これから日本代表は、サンフレッチェ広島で培われてきた森保監督のカラーが色濃く出てくると思われますが、今西さんが思うサンフレッチェ広島サッカーのベースは、ひと言で言うと、どういったものでしょうか。
 
「サンフレッチェ広島のサッカーは、私が選手の頃から、とにかくチームプレーで勝つというサッカーでした。個人技術においてはもっと強いチームがありましたから。とくに古河電工(現・ジェフ千葉)は、長沼(健)さん、川淵(三郎)さん、内野(正雄)さんなど、日本代表選手がレギュラーの半分くらいを占めていました。マツダはレベルの高い選手を獲れなかったので、チームプレーをベースに対抗するしかなかった。そうした流れで、森保君も(ハンス・)オフトにチームプレーを教わってきましたから、当然、日本のサッカーもチームプレーがベースになるでしょう」
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