安部や伊藤のウイングバック起用はどうか
そして3-4-2-1を使う場合、前線は3人しか起用できないため、三好康児と久保建英のどちらかをチョイスする必要がある。
これは何となくだが、森保一監督は久保をベンチスタートとするのではないか。今の久保フィーバーが起きている状況で、U-22の主力を担ってきた三好を、いきなりスタメンから外せば、チームに不健康な空気が流れるのは想像に難くない。レアル・マドリード入りが発表された久保は、対戦相手からも最注目ターゲットになっているので、あえて森保監督はそこを外しそうな気はする。久保をスタメン起用するとしたら、2戦目、3戦目を考えているのではないか。
もうひとつ、興味を惹かれるのは、安部裕葵と伊藤達哉の起用だ。
キリンチャレンジカップ2試合では、ウイングハーフの個性を使い分けて戦った。トリニダード・トバゴ戦は長友佑都と酒井宏樹で、サイドバック寄りのウイングハーフ。エルサルバドル戦は原口元気と伊東純也で、攻撃型ウイングハーフを並べた。
これは何となくだが、森保一監督は久保をベンチスタートとするのではないか。今の久保フィーバーが起きている状況で、U-22の主力を担ってきた三好を、いきなりスタメンから外せば、チームに不健康な空気が流れるのは想像に難くない。レアル・マドリード入りが発表された久保は、対戦相手からも最注目ターゲットになっているので、あえて森保監督はそこを外しそうな気はする。久保をスタメン起用するとしたら、2戦目、3戦目を考えているのではないか。
もうひとつ、興味を惹かれるのは、安部裕葵と伊藤達哉の起用だ。
キリンチャレンジカップ2試合では、ウイングハーフの個性を使い分けて戦った。トリニダード・トバゴ戦は長友佑都と酒井宏樹で、サイドバック寄りのウイングハーフ。エルサルバドル戦は原口元気と伊東純也で、攻撃型ウイングハーフを並べた。
U-22のウイングハーフは、守備型あるいはバランス型であり、原口や伊東のような攻撃的ウイングハーフのオプションは乏しい。そこに、安部や伊藤はどうか。90分はイメージしづらくても、ビハインドを追う状況ではジョーカー候補になる。中央に起点が作れそうなら、久保を入れてもいいし、さまざまなオプションは考えられる。
いずれにせよ、最初が肝心だ。
コパ・アメリカに参加する目的のひとつは、南米勢との試合を経験することだが、選手がそのような様子見の気持ちで臨めば、あっという間に飲み込まれてしまう。ハイテンションのスタートを期待したい。
取材・文●清水英斗(サッカーライター)