【日本代表】もし久保がベンチにいたら──。森保監督の“決断”は正しかったのか

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2019年06月06日

久保は立派なプロ戦士

森保監督はトリニダード・トバゴ戦で「プレッシャー」などを考慮して久保をメンバー外にした。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 森保監督は久保を外した理由を次のように述べている。
 
「久保に対するメディアのみなさん、そしてサポーターのみなさんの期待はヒシヒシと感じています。私も普段のクラブでの活動、そして今回初めてA代表のトレーニングで見て、十分にA代表でも戦えると思っています。ピッチの上に立たせて、みなさんの期待に応えたい気持ちは私にもあります」
 
「ただ、まだ18歳になったばかりですし、今季は(FC東京で)チームを牽引するほど試合に出続け、さらにここにきて移籍報道と、色んなプレッシャーがかかっている。だから少し緊張を緩めてあげたいなと。A代表デビューはチーム次第で、彼がこのまま成長してくれれば十分にプレーできると感じています。だから、彼の成長とA代表の状況がマッチしてくれればと。久保だけではなく、選手たちは日本の宝です。その宝をどう成長させていくか。ベストの道を探っていきたいです」
 
 
 久保の傍で代表チームでの練習を見て、熟考したうえでの決断だったのだろう。ただ一方で、いわゆるスターにプレッシャーは付き物だとも思う。それは他の誰より、久保自身が理解しているのではないか。「年齢でサッカーのことについて話されるのは好きではないです」と以前から語っているように、久保はメンタル的にも立派なプロの戦士である。だからこそ、トリニダード・トバゴ戦でどこまで戦えていたか、その雄姿を見たかった。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
 
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