【U-20W杯】無念の離脱…斉藤光毅の怪我が持つ”意味”とは何か?

カテゴリ:国際大会

志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

2019年06月01日

「絶対に過信にはなりたくない」

今季の開幕直後にはインタビューに応えてくれた斉藤。U-20ワールドカップへの意気込みを語ってくれた。写真●滝川敏行

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 横浜FCの2種登録選手として、昨季24節の岐阜戦に途中出場し、16歳11か月11日でJデビュー。2018年の9月1日からはプロ契約となり、高校2年生ながらトップチームの仲間入りを果たす。ステップアップは順調だった。
 
 トップチームの練習に慣れ始めた10月、U-19アジア選手権に17歳ながら〝飛び級″で招集された。初戦の北朝鮮戦で初得点を決めると、続くタイ戦、イラク戦でもゴール。同い年の久保建英に注目が集まるなか、一気に声価を高めた。
 
「大会前にトップの練習で鍛えられたのは大きかったです。だからこそ3得点できたと思いますし、ゴールはすごく自信になりました。サイドから中に入っても周りは動きを合わせてくれるので、やり易かったし、楽しかったです」
 アジア選手権をそう振り返っていた斉藤には、変わらぬスタンスがある。以前、インタビューをした際に、こんなことを言っていた。
 
「周りはチヤホヤしてくれることもあると思うんですけど、そういうのはあんまり好きじゃないんです。絶対に過信はしたくないって思っていて。プレーを褒めてくれるのは感謝して、それを自信に変える。現状をしっかりと理解して、良い時もダメな時も受け入れ、これからもブレずに行動していきたいです」
 
 地に足をつけ、貪欲に成長を求めてきた。その姿勢にも、まだまだ活躍できる選手だという期待を抱いた。
 
 今季は横浜FCで、2節・山形戦で初出場。「価値のある試合でした。出てみて手応えをちょっとだけ感じられたと思います。自分の特徴である裏への飛び出しだったり、1対1の仕掛けというのは、通用した部分はありました」と手応えを掴むと、徐々に出場時間を伸ばす。7節の愛媛戦(〇2-1)ではプロ初ゴールを奪取し、10節の千葉戦では得意のドリブルからネットを揺らした。
 
 着実に階段を上っていった。
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