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【エクアドル戦|展望】南米王者の堅守を打破し得る、2人の強みを活かしたふたつの“策”

カテゴリ:国際大会

志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

2019年05月23日

膠着状態を打破し得る策は…

U-20日本代表はエクアドル戦に向けて最終調整に入った。

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 拮抗した展開に持ち込だうえで、膠着状態を打破し得る策はふたつ。ひとつ目は斉藤光毅のポジションチェンジだ。
 
 ドリブルが武器の斉藤光は左サイドハーフが主戦場だが、2トップの一角にも対応可。また、最前線に上げると得意の裏への抜け出しがより際立つ。これまでも影山ジャパンにおいてFWで起用されることはしばしばあり、本人も「どこで出てもやることは変わらない」としている。

 まさに、菅原の言う「裏を取れる」選手だ。ポジションチェンジをする場合は、田川か宮代を下げて、こちらもドリブルが得意な中村敬斗を左サイドに入れる可能性もある。
 
 ふたつ目の策はパワープレー。192センチのDF三國ケネディエブスをFWで起用し、ロングボールで勝負に出る方法だ。

 実際、13日に行なわれた流通経済大とのトレーニングマッチではこの戦い方をテストしており、その後も数日間の練習を経たうえで、三國本人も「問題なく(準備は)できている」と述べる。
 
 もっとも、必ずしもふたつの策を活かせる展開になるとは限らない。戦況によって采配も変わってくるだろう。ただ、前半を無失点で凌ぎきり、プラン通りにゲームを進められれば、有効な手段になるかもしれない。
 
 いずれにせよ、初戦は重要な一戦。エクアドル戦は、何がなんでも勝点をもぎ取りたい。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
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