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【エクアドル戦|展望】南米王者の堅守を打破し得る、2人の強みを活かしたふたつの“策”

カテゴリ:国際大会

志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

2019年05月23日

「南米が相手だと先制点を取らせなければ…」

エクアドル戦の予想スタメン(C)SOCCER DIGEST

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U-20ワールドカップ・グループB/第1節
日本 - エクアドル
5月23日(木)/20:30/ブィドゴシュチスタジアム (日本時間=5月24日/3:30)

 
 いよいよエクアドル戦が迫ってきた。U-20ワールドカップで躍進を遂げるには重要な初戦で、日本は直前の2日間で非公開練習(冒頭15分のみ公開)を敢行。厳重な対策を施して初陣に臨む。

 そのため、スタメンの顔ぶれは読みにくいが、予想するなら“仮想エクアドル”として組んだコロンビア戦(17日/親善試合)で先発したメンバーになるだろう。GKは若原智哉(京都)、DFは菅原由勢(名古屋)、瀬古歩夢(C大阪)、小林友希(神戸)、東俊希(広島)。MFは藤本寛也(東京V)、伊藤洋輝(名古屋)、齊藤未月(湘南)、斉藤光毅(横浜FC)、FWは宮代大聖(川崎)、田川亨介(FC東京)だ。基本システムの4-4-2に当てはめると図のようになる。
 
 対戦するエクアドルは大陸予選で南米チャンピオンに輝いた強敵。1-2で敗れたコロンビア(南米4位)より格上だ。

「非常に強いです。南米のチャンピオンですから。昨年末にブラジル遠征でブラジルに勝利して(〇2―0)喜んでいたんですけど、そのブラジルが(予選敗退で)参加できませんからね。(エクアドルには)リスペクトが必要だと思っています。そして彼らの組織として、個人としての強みを抑えていきたいと思っています。やってみないと分からないですからね。選手たちの力を出してあげたいと思っています」
 
 影山雅永監督はそう言ってエクアドルを警戒する。ブラジルなどを押しのけて南米王者に輝いた予選では9試合中、5回のクリーンシートを記録。堅守が売りのチームである。そんな相手との試合で大事になるのは、先制点だろう。菅原は言う。
 
「僕の今までの経験から言えば、南米が相手だと先制点を取らせなければ、こっちのゲームにできる。前半はとくにゼロでいくことによって、17(=U-17ワールドカップ)の時のイングランド戦(決勝トーナメント1回戦/スコアレスドローの末にPK戦で敗戦)もそうでしたけど、後半なんて攻撃したくてたまらないイングランドの選手たちのおかげで、逆に1本のパスで裏をとれたりとか、ギャップのスペースも生まれてきていたので」
 
 菅原の言葉通り、我慢強く戦えば勝機は見えてくるかもしれない。1点を争う堅いゲーム展開に持ち込み、後半勝負になるか。そうなった場合、やはり交代カードが鍵を握るはずだ。
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