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手負いのトッテナムがシティを打ち破る唯一の策は?|CL準々決勝の戦術的ポイントを徹底解説!

カテゴリ:メガクラブ

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2019年04月09日

トッテナムが勝機を見出すには?

昨年10月のプレミアリーグでの対戦では、シティが敵地ウェンブリーで1-0の勝利。マハレズ(左端)のゴールが決勝点となった。(C)Getty Images

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 トッテナムに勝機があるとすれば、ホームでの第1レグで先制し、自分たちのペースに相手を引きずり込むという展開が不可欠だろう。

 その観点から見て有利な材料は、こけら落としを迎えて間もない新スタジアムでの戦いであり、サポーターの大きな後押しが期待できるところ。立ち上がりの20~30分限定でフルスロットルのハイプレスを仕掛け、敵陣でのボール奪取から先制ゴールを奪えれば、そこから先は精神的に優位に立って試合をコントロールすることが可能になる。逆に先制を許して追う展開になると、挽回は難しいだろう。
 
 シティは、相手がハイプレスを仕掛けてきた場合には、それをどうかわして自陣からボールを持ち出し、ポゼッションを確立するか、受けに回った場合には、ラスト30メートルで相手を揺さぶり決定機を作り出せるかが鍵。どの試合においてもそうであるように、ジョゼップ・グアルディオラ監督は緻密な戦術を準備してこの対戦に臨むだろう。

 トッテナムにとっては、そこにいかに「想定外」を持ち込めるかがポイント。先手必勝が求められる第1レグで、ポチェティーノ監督がどんな采配を見せるかにも注目したい。


分析者:ロベルト・ロッシ
Roberto ROSSI/1962年3月16日生まれのイタリア人監督。MFだった現役時代は、チェゼーナの育成部門でアリーゴ・サッキ(元イタリア代表監督)に、ヴェネツィアではアルベルト・ザッケローニ(元日本代表監督)に師事。99年に引退し、01~08年はラツィオやインテルなどでザッケローニのスタッフ(コーチ兼スカウト)を務める。その後は独り 立ちして下部リーグの監督を歴任。19年1月からチェゼーナ女子(セリエB)を率いる。

翻訳:片野道郎

※『ワールドサッカーダイジェスト』2019年4月18日号から転載。
 
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