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「こんなの見たことない!」「世紀のクリアだ」味方のシュートを“珍クリア”したパリSGのFWに何が起こったのか?

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年04月08日

「あのシュートは決まっていた」と本人の弁

これがシュポ=モティング(17)の珍クリア。何もなければボールは確実にラインを割っていた。(C)Getty Images

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 4月6日のリーグ・アン第31節で、首位パリ・サンジェルマンはホームでストラスブールと対戦し、2-2のドロー。7年間で6度目となるリーグ制覇は、お預けとなった。

 勝てば優勝決定という状況で試合に臨んだパリSGは、13分にマキシム・シュポ=モティングが均衡を破り、幸先の良いスタートを切った。だが、このカメルーン代表FWが、同点に追いつかれた直後の28分に信じられない“珍プレー”を見せる。

 守備ラインの背後を突いたクリストファー・ヌクンクがループシュートを放つと、飛び出してきた相手GKの手をかすめ、ボールは無人のゴールに向かう。だれもがパリSGの勝ち越しを確信した。

 ところが、ゴールに向かって飛び込んでいたシュポ=モティングが、このボールをライン上で“クリア”。ポストに当たったボールは、ストラスブールの選手の足下へ。パリSGは絶好の得点機を逸した……。

 ベンチスタートのキリアン・エムバペが「信じられない」といった驚きの表情を見せたプレーで、勝ち越しのチャンスを逃したホームチームは、前半のうちに逆転弾を献上。終盤の82分に追いついたものの、再逆転には至らず、本拠地パルク・デ・プランスのファンと優勝を祝うことができなかった。

『ESPN』によると、シュポ=モティングは試合後、「最初はヌクンクが僕にパスすると思ったんだ。でも、彼はシュートを選んだ。それがDFに阻まれると……」と釈明している。

「すべてがあっという間だったんだ。僕がボールに触れてしまい、ポストに当たって……。(触らなければ)あのシュートは決まっていただろうから、残念だよ。申し訳なく思っている。でも、顔を上げて前に進まないといけない。つらいけど、前進するよ。サッカーとはこういうものだ」
 
 この衝撃のクリアに、ファンももちろん反応。次のような嘲笑コメントが続々と寄せられている。
「こんなの見たことない!」
「世紀のクリアだ」
「最高のディフェンダー」
「説明してよ」
「終わったと思ったシーズンが再開した」

 14日に開催される第32節で2位のリールと対戦するパリSGは、引き分け以上で優勝が決まる。汚名返上を期すシュポ=モティングのプレーに注目が集まりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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