プロ注目のMF荒木遼太郎（３年）を擁する東福岡は、プレミアリーグの出場経験に乏しい選手が多い。試合をこなしながら、どれだけ逞しさを増していけるかが今季の鍵。福岡U-18は昨季、勝利を引き寄せるプレーを何度も見せたMF北島祐二とDF桑原海人（ともに今季からトップチームに昇格）が卒団。彼らに続くタレントが台頭すれば、今年も残留が見える。ポテンシャルの高いFW石井稜真（２年）らのブレークに期待したい。

　野田知監督が「史上最弱」と零す神戸U-18は、主将のMF山内翔（３年）が中心。彼を軸に持ち味である華麗なポゼッションサッカーに磨きをかけ、汚名返上を狙っている。

　昇格組の愛媛U-18と大津も主力の多くが卒業。チーム力は未知数だが、前者は昨年トップチームでベンチ入りを果たしたDF三原秀真（３年）、後者はサイドからの仕掛けが売りのMF樋口堅大（３年）といったタレントがいる。ボールを持たれる時間が長くなるだろうが、守備陣の奮闘次第では、上位食いも十分にある。

　一戦たりとも油断できない熾烈な争いの行方に今季も注目だ。

【開幕戦セントラル開催日程】
・EAST（会場・東京／AGFフィールド※昨年までの名称は味の素スタジアム西競技場）
４/６(土)
市立船橋 vs 磐田U-18（11:00）
柏U-18 vs 尚志（13:30）
４/７(日)
浦和ユース vs 清水ユース （10:30）
流経大柏 vs 青森山田（13:00）
大宮U-18 vs 鹿島ユース（15:30）
 
・WEST（会場・大阪／①＝ヤンマースタジアム長居、②ヤンマーフィールド長居） 
４/６(土)
②名古屋U18 vs 愛媛U-18（11:00）
②G大阪ユース vs 大津（13:30）
①C大阪U-18 vs 東福岡（15:45）
４/７(日)
①神戸U-18 vs 広島ユース（11:00）
①京都U-18 vs 福岡U-18（13:30）

文●森田将義（フリーライター）