• トップ
  • ニュース一覧
  • Jスカウト注目、東福岡の新10番・荒木遼太郎が桐光学園の怪物FWや鳥栖の新鋭を意識するワケ

Jスカウト注目、東福岡の新10番・荒木遼太郎が桐光学園の怪物FWや鳥栖の新鋭を意識するワケ

カテゴリ:高校・ユース・その他

森田将義

2019年03月18日

今季はトップ下ではなく、アンカーの位置でチームを牽引中!

洗練されたテクニックと展開力が魅力の荒木。今季はU-17W杯も控えており、さらなる飛躍が待たれる。写真:森田将義

画像を見る

 新たな役割に葛藤しながら、これまでとは違った輝きを放っている。東福岡の新主将、MF荒木遼太郎(2年)だ。
 
 3月17日まで行なわれた「サニックス杯」において、“赤い彗星”は16チーム中8位で思い通りの結果を残せなかった。荒木自身はU-17代表の活動で3日目までの参戦だったが、大会中に自らの可能性を示したのは確かだろう。
 
 名門校で10番を背負う荒木はU-16代表の一員として、昨秋に行なわれたアジア選手権に出場。要所で得点を奪い、今秋のU-17ワールドカップ出場の立役者となったが、現在に至るまで様々な紆余曲折があった。
 
 元々は高い技術力を活かしたパスとドリブルが売りの攻撃的なボランチ。高校1年生だった2017年までは森山佳郎監督率いる”02JAPAN”に絡んでいたが、守備の軽さを理由に一時は代表から遠ざかった。昨年、U-16代表に選ばれたのもボランチではなく、FWとして。トップ下を務めた東福岡で得点への意識を高めた末に掴んだ日の丸だった。
 
 最終学年を迎えた今季もこれまで同様にトップ下としての活躍が期待されていたが、与えられたポジションは適任者不在のアンカー。新チームが発足した当初、より守備を重要視される仕事に戸惑いを見せていた。それでも、「今年は守備が中心になったので、攻撃にはあまり参加できないけど、後ろで試合を見れるので周りへの指示を意識している。ボールを奪うのが楽しかったり、これまでは違うポジションでの楽しさを感じるようになった」。
 
 役割は変わっても、ボールを持った時の強みは決して変わらない。3列目に下がった結果、相手のプレスが弱まり、これまで以上に両サイドへの正確な展開が生きるようになった感すらある。2月の九州新人大会では2試合連続で直接FKを叩き込むなど、要所での得点力も健在だ。
 
 アンカーとして奮闘する姿が再評価され、福島県のJヴィレッジで17日から行なわれるU-17代表候補合宿のメンバーに選出。U-17ワールドカップの切符を手にして以降は代表から遠ざかっていたため、「少しほっとした部分もあるけど、ここから一からのスタート。また戦いが始まるので、絶対に負けられない」と意気込みを口にする。
 
【関連記事】
Jクラブスカウトが今年の高校サッカー界の注目銘柄を査定!!「大迫勇也を超えるかもしれない」と評価された逸材は?
【選手権】冬の檜舞台を彩ったヒーローを編集部が厳選!大会ベストイレブンを発表!
【選手権】来季の飛躍が期待される逸材を厳選!冬の檜舞台で台頭した下級生ベストイレブンを発表!
【九州新人大会】注目の逸材から無名の成長株まで、大会ベストイレブンを選出!
高校年代ナンバーワンFW・西川潤がJデビュー!17歳0か月は香川真司を上回る速さ

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ