敵将も脱帽。華麗な崩し以上に札幌戦で光った“風間グランパス”の新たな武器

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2019年03月31日

札幌のペトロヴィッチ監督が語った敗因は…

FWとして先発に抜擢され、ゴールを奪った長谷川。前線のタレントは豊富だ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 もっとも札幌戦では自慢の攻撃以上に光ったものがあった。それが前線からの精力的なプレッシングである。札幌のペトロヴィッチ監督も敗因をこう語る。

「名古屋は前からプレッシャーをかけて、マンツーマン気味で我々のビルドアップに対応してきました。我々は以前ならそれを外してビルドアップをできていたはずですが、今日に関しては選手がそこを外せなかった。そして長いボールを蹴ってセカンドを拾われてしまいました。そういう意味では名古屋のプレスが効いていたと思います」

 名古屋は2トップのジョー、長谷川、2列目の和泉、G・シャビエルが前から相手をはめ込み、後ろの選手たちもそれに呼応するように、積極的にラインを押し上げて札幌を押し込んだ。
 
「ハーフコートで、相手の陣地でやりたいと監督は言っていましたし、体現できたかなと思います。前があれだけ追ってくれたらパスコースを限定できますし、狙い所がハッキリします。前線の選手は切り替えが早くてやりやすかったです」(米本拓司)

「前がハードワークすることで、後ろも限定できたと思います。スイッチを入れて高いところで奪えた。攻守においてしっかりやれました。良い守備で敵陣でボールを取れているからこそ、より相手のゴールの近いところから攻撃ができました。そうすると枚数もいますし、得点につながる確率は高まります」(和泉)

 ふたりのコメントからも分かるように、高い位置からのプレッシングこそが名古屋の新たな武器であり、それが破壊力抜群の攻撃力をさらに活かしていると言える。札幌戦で2トップの一角として先発に抜擢された長谷川も「僕が前からしっかりプレッシャーをかけ、他の前の選手、ジョー、シャビ(G・シャビエル)、(和泉)竜司もハードワークすることで後ろはコースを切れたと思います。監督からの指示はあったので、こういう形にできて良かったです」と笑顔を見せた。
【関連記事】
【J1採点&寸評】名古屋 4-0 札幌|名古屋は圧巻の出来!2ゴールのG・シャビエルより光ったのは…
【名古屋】札幌を4発粉砕で首位再浮上!今季のベストゲームに風間八宏監督の評価は?
4失点での完敗に札幌のペトロヴィッチ監督は呆然「今日は名古屋にすべて上回られた」「選手全員の出来が悪かった」
「強っ!」「風間さんおめでとう!」首位奪回&指揮官のJ100勝目到達に名古屋ファンは狂喜乱舞!!
「これが日本の伝説ホンダ!」 4戦ぶりPK弾で大逆転優勝に望みを繋いだ本田圭佑を豪メディアが絶賛!!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ