J１リーグは３月30日、名古屋が３節以来のリーグ首位に、暫定ながら浮上した。19時からの大分対広島で、大分が７点差以上で勝利しない限り、今節の単独首位が確定する。

　豊田スタジアムでの初開催となった札幌戦は、序盤からボールを支配した名古屋が17分にガブリエル・シャビエルのゴールで先制。その後、31分に和泉竜司のチャンスメイクからオウンゴールを誘発すると、39分にもジョー、丸山祐市、長谷川アーリアジャスールの３人の連係から、最後は長谷川がねじ込んで３点目。後半も50分にG・シャビエルが左足トゥーキックで押し込んで４点目を奪い、このままタイムアップ。名古屋が２試合ぶりの勝利を収めた。


　この結果、首位のFC東京が浦和と１対１の引き分けに終わったため、勝点１差でFC東京を追っていた名古屋が２試合ぶりに首位に返り咲いた。また、名古屋の風間八宏監督は、この勝利でJ１リーグ通算100勝目を達成している。

　風間監督は試合後のフラッシュインタビューで「選手が集中して自分たちのやるべきこと、自分たちの距離で90分やり続けてくれた。それが勝利に結びついたと思う」と試合を振り返った。自身の100勝目については「あまりそういうことを気にしないので、知らせてもらって良かったです」と照れ笑いでコメント。

　さらに、攻撃陣が爆発して４得点を奪い、今季３度目の無失点勝利には「この前の試合で１点も取れなかったので、もっとチャンスを作り、それを仕留めること、それから水を漏らさない、その両方を意識して選手がよくやってくれた」と攻守両面での手応えを語った。

　そして、この勝利に名古屋ファンも大盛り上がりとなっているのは言うまでもない。SNS上でも多くのファンがメッセージを寄せている。その一部を紹介していこう。

「風間監督J1通算100勝目！！！！」
「素晴らしい試合でした！」
「完勝だわ！ ファミリーの皆さん！おめでとうございます！」
「大勝利！！！ 圧倒的ではないか我が軍は」
「この攻撃陣で守備も安定って普通にすごい!!」
「強っ！」
「100勝おめでとうございます」
「ナイスクリーンシート！」
 

　いまだ５節を終えたばかりだが、４勝１敗とまずは好調なスタートを切った名古屋。次節はアウェーでの鹿島戦と難関が待ち受ける。風間監督は、「今日（札幌戦）は我々ファミリーが後押ししてくれたおかげで勝つことができた。次も彼らとともに戦い、しっかり勝ちたい」と抱負を述べた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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