3月シリーズで森保ジャパンに選出すべきJリーグのタレントは?注目の5選手をピックアップ

カテゴリ:Jリーグ

佐藤俊

2019年03月14日

三好康児の個性は、激戦区の中盤でも輝くだろう

 長友佑都が故障で今回、もし不在となった場合には、福森晃斗(札幌)を左サイドバックで起用してはどうだろうか。福森の持ち味は、精度が高い左足のキックだ。自陣から前線にピンポイントで届くロングフィードは、一瞬にして決定的なチャンスを作り出す。高い精度と破壊力を持つ左足ゆえにプレースキックも非常に大きな武器になっている。守備では対人の強さを持ち、空中戦では相手を自由に打たせないなどしぶとい守備ができる。183センチは不動の右サイドバックの酒井宏樹と同じサイズ。大型サイドバックが両サイドにいれば相手のクロス攻撃を跳ね返し、セットプレーでも簡単にやられることはないだろう。札幌では3バックの左センターバックだが、4バックでも十分可能。今回、森保一監督が3バックを試すのであれば、その一角を任せられるプレイヤーである。
 
 吉田の招集が見送られるのであれば、ぜひ招集してほしいのが畠中槙之輔(横浜F・マリノス)だ。今シーズンはレギュラーを勝ち取り、現在3試合フル出場。チームは2勝1分で3位と好調を維持しており、それを最終ラインで支える活躍を見せている。畠中の良さは、ヴェルディユース上がりの高い足もとの技術だ。左右に散らすパス、さらにロングフィードも精度が高く、横浜のビルドアップに欠かせない存在になっている。守備は冨安健洋ほどの安定感はまだないが23歳と若く、その分、伸びシロがある。冨安はアジアカップで急激に成長した。畠中も強豪相手にどのくらいやれるか、試してみる価値のある選手だ。

 代表の激戦区である中盤では、三好康児を推す。
 Jリーグで今、最も輝きを放っており、横浜の攻撃に欠かせない選手になっている。とりわけ仲川輝人と絡む右サイドからの崩しは最大の強みになり、相手にとっては最大の脅威になっている。右インサイドハーフだが、中央エリアを主戦場としてプレーし、そこで受けたパスを左右あるいは縦へと出し、司令塔の役割を果たしている。開幕戦のガンバ大阪戦ではミドルシュートを決めるなど、1発も持っており、総じて攻撃力が高いのが三好の魅力だ。
 
 守備も切り替えが早く、ボールホルダーを自陣まで戻って追うなど献身的で運動量も豊富だ。守勢に回るとフィジカル的に厳しくなり、体格に劣る選手に跳ね飛ばされることもあるが、それでも喰らいついて行く根性も持っている。
 
 中島ら若い中盤の中で三好がトップ下に入り、周囲とコンビネーションが構築されると相手は止めるのは容易ではないだろう。三好は攻撃の可能性を広げるオプションになるだろうし、他の代表選手の刺激にもなる。東京五輪世代でもあるので、A代表で森保監督のやり方を学び、どう自分を活かすのかを自分で見つけるチャンスを与えられるべき選手だと思う。
 
文●佐藤俊(スポーツライター)

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