“凱旋試合”での本田圭佑を豪紙記者はどう見た!?「精度を欠いていたのは間違いない」

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羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb)

2019年03月13日

本田圭佑へのリアル評!

広島守備陣のタイトなプレッシャーに苦戦した本田。現地記者は厳しく批評した。 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 3月12日、アジア・チャンピオンズリーグのグループFの第2節、サンフレッチェ広島対メルボルン・ヴィクトリーの一戦が広島広域公園陸上競技場で行なわれ、ホームの広島が2-1で今大会初勝利を挙げた。

 前売りの時点でチケットが完売となったこの一戦で、大勢の観客の視線を奪っていたのがメルボルンの本田圭佑だ。

 名古屋グランパスを離れた2007年以来、12年ぶりとなるJクラブとの試合で、金髪のカリスマは、普段は別のチームメイト(カール・ヴァレリ)が巻いているキャプテンマークを腕につけてピッチに立つと、71分に値千金のスライディングシュートをねじ込み、見事な千両役者ぶりを発揮した。

 昨年8月に電撃移籍を決めて以来、あっという間にチームの重要な戦力となった本田。そんな男の“凱旋試合”を現地の記者はどう見ていたのか? 会場に訪れていた豪紙『Herald Sun』のサッカー部門でチーフライターを務めているダビド・ダブトビッチ氏を直撃した。

 この日、外国人記者で唯一取材に訪れていた同氏は、まず本田のゴールシーンについて、「彼の同点ゴールであれだけの群衆が大騒ぎになったことから分かる通り、素晴らしい動きだったね」と賛辞を送った。
 
 その一方で、ダブトビッチ氏は問題点も指摘する。本田はチーム最多4本のシュートを放つなど数多の決定機を創出したが、広島のハイプレスに手を焼く場面も少なくなかった。それによってチームの攻撃が行き詰まる時間帯がなくはなかったのだ。

 その点を同氏は「精度を欠いていたのは間違いない」と鋭く切り込んだ。

「確かにチャンスは創ることが出来ている。でも、フィニッシュの部分で精度を欠く場面が多かったのは紛れもない事実だ。とてもハードワークしていたし、いい動きは多かったけど、サンフレッチェ広島がとてもアグレッシブで、プレッシングもかなり激しいから思ったようにボールを捉えられていないように見えた。今日は日本でのプレーで気合が入っていたのだろう。それに彼は東京オリンピックを目指すと言っているからね。それを考えれば、かなり大切な試合だから力みもあったはずだよ」

 こちらの急な問いかけにも気さくに応じ、少し皮肉を交えて本田への批評をしてくれたダブトビッチ氏は最後に「アリガトウゴザイマス!」と日本語で挨拶。そして別れ際、「でも、ホンダが良い選手なのは間違いないよ」と言い放って会場を去っていった。

取材・文●羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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