今の鈴木武蔵は、一瞬のチャンスをモノにできる。
アジアカップで日本代表の第1次チーム作りは終わり、これからそのチームをベースに新しい戦力を上積みしていく作業に入ることになる。
この3月のコロンビア戦、ボリビア戦には、欧州組の大迫勇也や吉田麻也ら主力選手、また長友佑都や遠藤航など故障を抱えている選手は招集されない可能性が高い。そういう時は新しい選手が出てくるチャンスであり、また選ばれた選手が驚くような活躍するケースもある。そこで始まったばかりのJリーグで自らの個性を発揮し、代表チームにプラスに作用するだろう代表未招集の選手を取り上げてみた。
まず、FWでは鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)だ。
現在3試合3得点と、ノリに乗っている。リオ五輪代表時代は、シュートに難があったが昨年、J2に降格した長崎で11得点を挙げ、落ち着いてフィニッシュできるようになった。1本の縦パスに反応し、そのままシュートまで持っていける爆発的なスピードと競り合いに負けないフィジカルの強さが魅力だ。
この3月のコロンビア戦、ボリビア戦には、欧州組の大迫勇也や吉田麻也ら主力選手、また長友佑都や遠藤航など故障を抱えている選手は招集されない可能性が高い。そういう時は新しい選手が出てくるチャンスであり、また選ばれた選手が驚くような活躍するケースもある。そこで始まったばかりのJリーグで自らの個性を発揮し、代表チームにプラスに作用するだろう代表未招集の選手を取り上げてみた。
まず、FWでは鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)だ。
現在3試合3得点と、ノリに乗っている。リオ五輪代表時代は、シュートに難があったが昨年、J2に降格した長崎で11得点を挙げ、落ち着いてフィニッシュできるようになった。1本の縦パスに反応し、そのままシュートまで持っていける爆発的なスピードと競り合いに負けないフィジカルの強さが魅力だ。
3日の清水戦ではその個性を披露した。
宮澤裕樹からの縦パスを受けると清水DFと競りながら抜き出て、そのまま左足で決めた。前半のアディショナルタイムでは左サイドからドリブルで仕掛けると清水DFに倒され、PKをもらった。そのプレーは自信に満ちており、仕掛けて良し、シュートを打つのも迷いがなく、“恐さ”を感じさせる。今月に開催されるコロンビア戦や6月のコパ・アメリカでは押される試合が多くなるだろう。その状況のなか、一瞬のチャンスをモノにできるかどうかが重要になるが、武蔵はその役割を果たせるストライカーである。
もうひとり、武蔵と同じFWだがスピードを活かした技巧派タイプで、面白そうなのが、古橋亨梧(ヴィッセル神戸)である。
昨年8月に岐阜から神戸に移籍すると一気にブレイクし、13試合・5得点を挙げた。古橋の良さは、高い技術とスピード、そして豊富な運動量である。神戸では外国人選手の守備がそれほど期待できないので、その分を古橋がカバーしている。前線からボールを追い、素早くボールを奪い返すための先陣になっているのだ。奪い返すとすぐさま攻撃に入り、狭いスペースを抜けていき、シュートスキルも高い。ポストタイプではないが、技術が高い堂安律や中島翔哉、南野拓実らと違和感なく融合できるはずなので、シャドーに置けば、彼らとのコンビネーションで相手を崩すシーンが見られるだろう。