後ろが安定しないと、攻撃にも悪影響が
マリノスの攻撃陣の出来は概ね、良かったと思う。その一方で、守備に関しては課題が残る内容だったね。
開始4分にはいきなり失点を食らうけど、これはビルドアップのミスを突かれる形だった。GKの飯倉からアンカーの喜田へのパスが乱れて、そこを相手にかっさらわれて、最後はレアンドロ・ダミアンに決められてしまった。
最後尾から大きく蹴らず、パスをつないでいくのがマリノスの特長だけど、当然、フロンターレはそこを狙ってくる。この場面でもフロンターレ側はわざと喜田をフリーにさせておいて、パスが出た瞬間にプレスをかけていた。マリノスは今後、相手のこうした対応をどうやってかわしていくか。状況によっては、ロングボールを織り交ぜていくことも必要になる。その使い分けができれば、ビルドアップもスムーズになるだろう。
やはり、後ろが安定しないと、攻撃にも悪い影響が出てくるもの。その意味では、少なからず不安を覚えたのが、左SBのティーラトンだ。
ここまでの2試合でスタメンだった高野の負傷により、出番が回ってきたティーラトンだけど、機能しているとは言い難かった。中に絞ってボールを受けるなど、戦術の理解はできているとは思う。でも、そこからの展開でイージーなミスが散見されたし、判断も遅いように感じた。
怪我明けでまだまだ本調子でないのかもしれないけど、ここからプレーの質が高まっていかないと、チームとしてはかなり厳しくなるのではないだろうか。マリノスのサッカーは、SBが中に絞って高い位置を取り、相手のマークをかく乱させたり、組み立てに関与したりと、このポジションが“肝”になる。
だけど、厳しい言い方だけど、ティーラトンはまだそのレベルに達していない。守備の反応も少し鈍い。高野が右膝に全治8か月の重傷を負ってしまっただけに、左SBのファーストチョイスになるだろうティーラトンの奮起は絶対に不可欠になる。
たったひとつのポジションの機能不全で、そこをカバーしようと全体のバランスが崩れて、やりたいサッカーができなくなる。今季のマリノスはここまで好調なだけに、良い流れが途切れないように、しっかりと準備して次の試合に臨んでほしいね。
開始4分にはいきなり失点を食らうけど、これはビルドアップのミスを突かれる形だった。GKの飯倉からアンカーの喜田へのパスが乱れて、そこを相手にかっさらわれて、最後はレアンドロ・ダミアンに決められてしまった。
最後尾から大きく蹴らず、パスをつないでいくのがマリノスの特長だけど、当然、フロンターレはそこを狙ってくる。この場面でもフロンターレ側はわざと喜田をフリーにさせておいて、パスが出た瞬間にプレスをかけていた。マリノスは今後、相手のこうした対応をどうやってかわしていくか。状況によっては、ロングボールを織り交ぜていくことも必要になる。その使い分けができれば、ビルドアップもスムーズになるだろう。
やはり、後ろが安定しないと、攻撃にも悪い影響が出てくるもの。その意味では、少なからず不安を覚えたのが、左SBのティーラトンだ。
ここまでの2試合でスタメンだった高野の負傷により、出番が回ってきたティーラトンだけど、機能しているとは言い難かった。中に絞ってボールを受けるなど、戦術の理解はできているとは思う。でも、そこからの展開でイージーなミスが散見されたし、判断も遅いように感じた。
怪我明けでまだまだ本調子でないのかもしれないけど、ここからプレーの質が高まっていかないと、チームとしてはかなり厳しくなるのではないだろうか。マリノスのサッカーは、SBが中に絞って高い位置を取り、相手のマークをかく乱させたり、組み立てに関与したりと、このポジションが“肝”になる。
だけど、厳しい言い方だけど、ティーラトンはまだそのレベルに達していない。守備の反応も少し鈍い。高野が右膝に全治8か月の重傷を負ってしまっただけに、左SBのファーストチョイスになるだろうティーラトンの奮起は絶対に不可欠になる。
たったひとつのポジションの機能不全で、そこをカバーしようと全体のバランスが崩れて、やりたいサッカーができなくなる。今季のマリノスはここまで好調なだけに、良い流れが途切れないように、しっかりと準備して次の試合に臨んでほしいね。