【現地発】R・マドリーのCL敗退は必然…ペレス会長の「横暴」のツケを払わされた

カテゴリ:メガクラブ

エル・パイス紙

2019年03月09日

18歳の若者に頼らざるを得ない状況に…。

クルトワの獲得を独断で進めるなどやりたい放題だったペレス会長。主将のS・ラモスとの確執も取り沙汰されている。(C) Getty Images

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 そのマルセリーノはもちろん、C・ロナウドに代わる新エースに指名した究極の“パートタイマー”ガレス・ベイルは、まったく期待に応えられず。さらには会長が30ゴールを見込んでいたベンゼマをはじめ、マルセロ、マルコ・アセンシオ、イスコ、ダニ・セバジョスらもことごとく精彩を欠いている。結局、弱冠18歳のヴィニシウス・ジュニオールが攻撃の牽引役を担わざるをえない状況に陥ってしまった。つまりは、会長の横暴のツケを払わされたのだ。

 途中就任したサンティアゴ・ソラーリ監督は、時間が経過するとともに覇気を失っているような印象を受ける。そしてチームが下降線を辿るのと反比例するかのように、後任最有力とも言われるジョゼ・モウリーニョの影が次第に大きくなっている。

 重要なのはこれからだ。現在の状況は、常に成功とともに生きてきたペレス会長にとってなかなか経験したことがない、耐え難い事態だろう。しかし、監督、ロッカールーム、キャプテン、レジェンド、SD、そうしたフットボールにおいて重要な側面を軽視する傾向は、一向に改善する兆しが見られない。マドリーの再建は、良くも悪くもこれまで通りのビジネスライクな手法で図られていくはずだ。

文●ラモン・ベサ(エル・パイス紙/マドリー番記者)
翻訳:下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙の記事を翻訳配信しています。
 
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