アジア・チャンピオンズリーグのグループステージ第２戦が３月11～13日に各地で行なわれる。

　本田圭佑擁するメルボルン・V（グループF）は３月12日、J１サンフレッチェ広島と対戦。久々に“凱旋帰国”をする本田が日本でプレーするとあって、小さくない話題となっている。

　メルボルン・Vは３月５日に行なわれた開幕戦で、韓国の大邱FCに１-３で敗戦。定位置とも言える中盤の右サイドで先発した本田は、積極的なプレーで攻撃を牽引したものの、勝利に導くことはできなかった。それだけに期するものがあるはずだ。

　４日後に試合を控えた８日、メルボルン・Vの公式SNSは「‪Our journey to Hiroshima has begun! 広島へ出発! #mvfc #ourvictory」というメッセージとともに、本田の写真を投稿している。

　クラブジャージを着用し、丸い個性的なサングラスをかけ、バッグを小脇に抱えて空港に登場した本田の姿に、現地のサポーターは「幸運を祈るよ！」「このクラブジャージ欲しくなったわ」「まるで映画に出てくるスパイみたい」と様々なコメントを寄せている。

　ちなみに、チームメイトの間でも本田の”里帰り”は、大きなトピックスとなっているようだ。米スポーツ専門チャンネル「FOX SPORTS」オーストラリア版のインタビューで、同僚のコスタ・バーバルーゼスが次のように語っている。

「ACLの初戦は負けてしまったけれど、火曜日の試合はポジティブに立ち向かえると思う。初戦も、ビルドアップは悪くなかったし、コンビネーションも良くなってきていると感じた。フィニッシュの精度を高めることができれば、十分に勝つチャンスがあると思っている」

「広島はとても攻撃的なチームという印象を持っている。日本に行くのは楽しみだよ。ただ、空港はすごいことになりそうだね。本田は日本でスペシャルな存在だから、きっと大勢のファンが出迎えるんだろう！ 僕なんか誰も気に留めないと思うけど（笑）」

　対する広島も、初戦で中国の広州恒大に０-２で敗れているだけに、お互いに負けられない一戦となる。本田のパフォーマンスが鍵を握るのは間違いない。

　この注目の一戦は、３月12日の19時にキックオフされる。