【浦和】19歳の橋岡大樹が甘さを痛感した苦難の3週間…そして訪れた飛躍のきっかけ

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2019年03月07日

今の橋岡にはもう慢心は一切ない

ハイパフォーマンスを見せた試合後も満足する素振りはない。「クロスの精度を高めたい」と課題を語る。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 橋岡は2ゴールをそう振り返る。悔しさをバネにして掴んだこの日の結果は、橋岡にとって格別なものに違いない。
 
「ベンチ外にもなって、2試合出場する機会がなくてとても悔しい想いを味わった。そんな中で与えられたチャンスで目に見える結果を持ってこれる選手が少ないと思う。そこで結果を出せたのは本当に嬉しいし、胸を張っていいと思う」と喜びを口にした。
 
 オズワルド・オリヴェイラ監督からの信頼も回復したはずだ。試合後は『本当に良くなった』と声をかけてもらったという。
 しかし、今の橋岡にはもう慢心は一切ない。
 
「かと言って、これで図に乗ることではない。謙虚にしっかり毎日良い準備をすることでこういった結果が生まれる。少しの気の緩みを見せずに1日1日しっかりと努力をして、次のチャンスでまた結果を持って来たい」
 
 2月16日の富士ゼロックス・スーパーカップからはわずか約3週間だったが、橋岡にとっては自分を見つめ直す大きな変革期になったはずだ。19歳のDFにとって、この日の成功体験がさらなる飛躍のきっかけになることだろう。

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取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
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