【トルクメニスタン戦|戦評】森保ジャパンが露呈した経験不足。辛勝したアジアカップ初戦から学ぶべき点は多い

カテゴリ:日本代表

本田健介(サッカーダイジェスト)

2019年01月10日

ハーフタイムで修正できたのは大きい

試合後には渋い表情を浮かべた吉田。薄氷を踏むような勝利から学ぶべきポイントはある。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 ただ日本はハーフタイムで修正ポイントを洗い出し、56分と60分には大迫が連続ゴール。さらに71分には堂安が3点目を奪い、前半は苦しんだトルクメニスタンの守備網を破ってみせた。前半と後半の変化を柴崎はこう説明する。
 
「(ハーフタイムでは)メンタル的な部分でチームとして焦らないという点は共通意識として持ちながら、攻撃の部分は綺麗に崩すというよりは前線へのアバウトなボールでも良いのではないかという意見がありました。そこからセカンドボールを拾っての2次攻撃を意識しましたし、実際に後半はそういったシーンが作れました。幅を持ったサイドチェンジも何回かありました。そこで5バックのギャップができて、足もとへのボールも入りやすくなったのかなと思います」
 
 また長友もハーフタイムの修正がこのゲームのポイントだったと話す。

「引いた相手に対して前半は綺麗なサッカーをしようとしすぎました。あれじゃ相手にとって、まったく怖くないです。綺麗なサッカーだけでは勝てません。そんなに甘くないですし、そんなに僕らはサッカーが上手くないです。ただ後半はガラッと戦い方を変えて、サイドから仕掛けたり、クロスを上げたり、ロングボールを入れてセカンドボールを拾ったりと、幅が出てきました。綺麗なサッカーだけでなく、泥臭いサッカーを織り交ぜて、逆転できました。修正できたのは良かったです」
 
 そして長友はこの苦戦が逆にチームの成長につながるのではないかと続けた。
 
「(ベスト8で敗れた)2015年(オーストラリア大会)の時は上手くいきすぎて、ちょっと決勝トーナメントに行って気が引き締まらなかったです。皆、甘く見てしまった部分はあったと思うし、(優勝した)2011年(カタール大会)は厳しい戦いを通して成長できた日本代表を僕は見てきました。今回初めて経験した選手はアジアカップは甘くないんだなと感じたはず。これで精神的にひとつになっていくと思います」
 
 まだチームとして経験の浅い森保ジャパンが、初の公式戦、そして大事なアジアカップの初戦をモノにできた意味は大きい。ここで慢心してはいけないが、常々「成長と結果」を求めてきた森保一監督にとっては、チームをステップアップさせるための良い勉強の場になったはずだ。
 
 ただこの1勝の価値を活かすためにも、大事になるのが1月13日に行なわれるオマーンとの第2戦だ。このゲームで同じような失敗を繰り返すようでは、アジアカップの覇権奪回は難しいミッションになってしまう。ひとつずつ課題をクリアしながら、チームとして成長できるかが鍵になる。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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