謎に包まれた北朝鮮代表の実態を直撃取材!チーム状況は?アジア杯の勝算は?

カテゴリ:国際大会

ピッチコミュニケーションズ

2019年01月08日

「日本とベルギーの試合を見て、“僕たちもやればできる”と感じました」

欧州でのプレー経験もあるチョン・イルグァン(11番)は、日本の戦いを見て感じることが多かったという。(C)Getty Images

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 欧州リーグで取材慣れしていることが感じ取れたが、「E-1選手権で来日した時は、欧州でプレーする選手だと日本でも話題でした」と伝えると、少し照れ笑いを浮かべてこう話し始めた。

「そうなんですね。実は、今は国内リーグに戻ってきたんです。2017年7月からスイスでプレーし、2018年9月に復帰しました。現在は国内1部リーグの鯉明水(リミョンス)体育団でプレーしています」

 訊いてみたかったのは、スイスでの生活のことだ。チョン・イルグァンは欧州リーグでプレーし、自身の成長を感じたと話す。

「当たり前のことですが、練習をたくさんして、試合にもたくさん出なければ、選手の能力は上がりません。スイスでは、そのことを改めて感じました。試合に出続けること。自分のレベルを一段ずつ上げていくこと。それが選手の責任だと思いました」

 当時はスイスだけでなく、欧州各国リーグの試合をチェックしていたという。「特に参考にしていたのはバイエルン・ミュンヘンです。グラウンドを広く使い、爽快に試合を進めるところが好きです」と明かしたが、その話の流れで「ロールモデルにしていた選手は?」と訊いてみると、「そうですね、僕は……」と少し間を置き、ちょっぴり照れくさそうにこう話した。

「僕は……ロナウドが好きです。クリスチアーノ・ロナウド。彼の試合はスイスでもよく見ていました。ドリブル突破が見ていて気持ちいいです。ロシア・ワールドカップの試合もチェックしていました」
 
 ロシア・ワールドカップでは、アジア勢の試合もチェックしていたという。特に、唯一決勝トーナメント進出を果たした日本の戦いを見て感じることが多かったらしい。
 
「これまで、アジア勢はいつも欧州勢に勝てませんでした。しかし、日本とベルギーの試合を見て、“僕たちもやればできる”と感じました」
 
 欧州リーグや各国代表のサッカーを見て学んでいると明かしたチョン・イルグァン。「代表チームでも、欧州での経験は共有しています。みんな素直に聞き入れます」と話すが、アジアカップに臨む代表チームの現状にどんな手応えを感じているのだろうか。
 
 そう問うと、チョン・イルグァンはキム・ヨンジュン監督が展開する攻撃サッカーに自信を覗かせた。

「チームの戦い方は速攻です。素早く攻守を切り替えて縦にパスをつなぎ、いち早く相手ゴールに攻め入ります。重要なのは2トップのふたり。例えばこのように……」
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