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【選手権】重圧との戦いだった前回王者の前橋育英。連覇達成のキーマンは新潟入団内定、非凡なパスセンスを持つ14番だ!

カテゴリ:Jリーグ

安藤隆人

2018年12月25日

結果を残せなかった1年を乗り越え、有終の美を飾れるか

春先の船橋招待ではまるで勝てず、山田監督も嘆くほど。その後も勝てなかったが、その苦しみがチームを逞しくした。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 このチームは立ち上げ当初から、昨年度の偉業から来るプレッシャーと戦い続けた。インターハイでは初戦で大津に0-3と完敗し、プリンスリーグ関東でもプレミアリーグ・プレーオフ(参入戦)に出場する条件の3位以内を最終節で逃した。
 
「2連覇と言われても、あの日本一は3年生によって掴めたもので、僕たちはまだ日本一を獲っていない。だからこそ、2連覇よりも日本一になるという想いが強いんです」(秋山)
 
 思うように結果が出せない苦しみを味わいながらも、彼らは目標をしっかり見据えて着実に前進。選手権予選決勝の桐生一戦では「負けたら、優勝旗返還しに行くだけになってしまう」とキャプテンのDF若月輝(3年)が語ったように、とてつもないプレッシャーに襲われた。それでも、前述した通り先制をされながらも、室井が奪ったPKを自ら決め、後半アディショナルタイムに執念の決勝弾を叩き込んだ。

 試合後の山田耕介監督が「私より選手たちの方が相当なプレッシャーがあったと思う。その中でよくそれをはね除けて勝ち切ってくれた」と手放しで労ったように、彼らはそのプレッシャーから逃げずに戦ってきたのは間違いない。
 
 選手権はその集大成を見せる舞台だ。組み合わせの結果、厳しいにゾーンに入ったが、1年間の苦しみは間違いなく彼らを強くした。そしてこのプレッシャーを味わえるのも、今大会が最後。そうした前回王者特有の重圧を背負いながら、”上州のタイガー軍団”は日本一を目指す。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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