タレント揃いの攻撃陣を生かすも殺すも司令官の秋山次第だ
12月30日に開幕する高校サッカー選手権で連覇を狙う前回王者の前橋育英。2000年と2001年に全国制覇を達成した国見以来となる快挙を成し遂げられるのか。連覇へのポイントとなるのは、個性派揃いのアタッカー陣がいかに躍動できるかだ。
松本入団内定の185センチの長身FW榎本樹(3年)が前線のターゲットとして君臨。4-2-3-1の2列目にはスピードタイプのアタッカーを置き、矢のような飛び出しから相手ゴールに襲い掛かる。
その2列目を担う人材は豊富で、チームが苦しい時にゴールを決める室井彗佑(3年)は驚異的なアジリティとシュートセンスを併せ持つ。ライバル・桐生一との選手権予選決勝では0-1の状況から2ゴールを叩き出し、チームを選手権出場に導いた。速さと突破力が武器の森隼平(3年)、昨年からのレギュラーで10番を背負う高橋尚紀、そしてBチームで挑んだ関東大会で主軸として優勝に貢献し、チームナンバーワンのスピードを誇るFW石井陽向(3年)と、まさに多士済々だ。
高橋と石井は怪我で選手権予選を欠場しており、本大会では復帰する予定。この4人の中で調子のいい3人が出場する形となりそうだ。
そして、この強烈なアタッカー陣を生かすうえで欠かせないのは、ボランチの秋山裕紀(3年)だろう。「去年よりも違いを出さないと上には行けないと思っています。今年は去年よりも攻撃陣に爆発的な力があるので、そこをどうボランチである僕が支えて行けるかが重要だと思います」と語ったように、来季から新潟でプレーする秋山が連覇のキーマンとなる。
守備面ではGK山口舜(3年)、山原康太郎(3年)と吉田和暉(3年)のCBコンビが成長し、安定感が増している。攻守の繋ぎ役としても秋山の働きは重要度だ。
頂点を狙える戦力を有するだけに、あとはいかにプレッシャーに打ち勝つかだろう。
「2連覇という声は耳に入りますし、周りからも『あ、前橋育英だ』と言われたり、凄く注目されていると感じる反面、プレッシャーもかなりあります。選手権優勝をしたことで、僕らを見る目がガラッと変わった印象がありますし、このプレッシャーはこの1年間ずっとありました」(秋山)
松本入団内定の185センチの長身FW榎本樹(3年)が前線のターゲットとして君臨。4-2-3-1の2列目にはスピードタイプのアタッカーを置き、矢のような飛び出しから相手ゴールに襲い掛かる。
その2列目を担う人材は豊富で、チームが苦しい時にゴールを決める室井彗佑(3年)は驚異的なアジリティとシュートセンスを併せ持つ。ライバル・桐生一との選手権予選決勝では0-1の状況から2ゴールを叩き出し、チームを選手権出場に導いた。速さと突破力が武器の森隼平(3年)、昨年からのレギュラーで10番を背負う高橋尚紀、そしてBチームで挑んだ関東大会で主軸として優勝に貢献し、チームナンバーワンのスピードを誇るFW石井陽向(3年)と、まさに多士済々だ。
高橋と石井は怪我で選手権予選を欠場しており、本大会では復帰する予定。この4人の中で調子のいい3人が出場する形となりそうだ。
そして、この強烈なアタッカー陣を生かすうえで欠かせないのは、ボランチの秋山裕紀(3年)だろう。「去年よりも違いを出さないと上には行けないと思っています。今年は去年よりも攻撃陣に爆発的な力があるので、そこをどうボランチである僕が支えて行けるかが重要だと思います」と語ったように、来季から新潟でプレーする秋山が連覇のキーマンとなる。
守備面ではGK山口舜(3年)、山原康太郎(3年)と吉田和暉(3年)のCBコンビが成長し、安定感が増している。攻守の繋ぎ役としても秋山の働きは重要度だ。
頂点を狙える戦力を有するだけに、あとはいかにプレッシャーに打ち勝つかだろう。
「2連覇という声は耳に入りますし、周りからも『あ、前橋育英だ』と言われたり、凄く注目されていると感じる反面、プレッシャーもかなりあります。選手権優勝をしたことで、僕らを見る目がガラッと変わった印象がありますし、このプレッシャーはこの1年間ずっとありました」(秋山)