英誌の熟練記者が指南する「中島翔哉がプレミアリーグで輝くための3か条」

カテゴリ:海外日本人

マイケル・プラストウ

2018年12月13日

プレミアではすべての局面でフィジカルタフネスが求められる

昇格組ながらチェルシーを撃破するなど、若きウルブスは今季のプレミアで快進撃を続けている。(C)Getty Images

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 ウルブスを取り巻く環境も、中島にとっては好都合だ。プレミアを見渡しても稀有なチーム構成で、ルゾ(ポルトガル系)とヒスパニック(スペイン系)の選手たちが図抜けて多い。資本元はチャイナマネーながら、強化の中軸を担っているのはあのポルトガル出身の大物代理人、ジョルジュ・メンデスだ。彼の顧客である選手が多く所属し、ポルトガル代表GKルイ・パトリシオ、同代表MFジョアン・モウチーニョ、同U-23代表FWジオゴ・ジョッタ、スペイン代表DFホニー・カストロ、メキシコ代表FWラウール・ヒメネスと精鋭が揃う。

 監督のヌーノ・エスピリト・サントもポルトガル人で、バレンシアやポルトで辣腕を振るった人物。欧州挑戦をポルトガルでスタートさせて研鑽を積む中島にとっては、さして苦労することなく馴染める環境だろうか。プレミアのなかでは唯一と言っていい、ベストマッチなチームだと思う。

 もし今冬の移籍が成立するなら、それはクラブ首脳部が中島を即戦力と見なしているからにほかならない。ポルティモネンセで出色の出来を披露している日本人アタッカーが、十分にイングランドの舞台でも活躍できると踏んでのオファーであるはずだ。

 
 そうした環境とのマッチングはきわめて重要だが、中島がプレミアで活躍するためには、やはりサイズの問題と向き合わなければならない。164センチという身長は、マンチェスター・ユナイテッドのMFアンヘル・ゴメス(161センチ)やボーンマス・シティのMFライアン・フレイザー(163センチ)に近く、もっとも小柄な部類に入るだろう。すべての局面でフィジカルタフネスが求められるプレミアでは、サイズの問題が常に付きまとうものだ。

 中島は体幹が強いように見えるし、代表戦での内容から判断しても身体の使い方が実に巧みで、そう簡単には倒されない。とはいえ、そこはプレミアの舞台。一筋縄ではいかない。

 この点について、中島は岡崎慎司や長友佑都、あるいは吉田麻也という素晴らしいロールモデルから学ぶことができるだろう。吉田もそうだったが、なにより筋肉を増強する必要がある。パワーとともに瞬発力や機動力も求められるなか、いかに身体を作っていくのかが大事になってくるだろう。数年をかけて取り組むべき事象と言える。

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