デグズマンの代理人がナポリに売り込み。
【ナポリ】デグズマンとの交渉が進展
オランダ代表MFジョナサン・デグズマン(ビジャレアル)の代理人が積極的に売り込みを図っており、パリSGとの親善試合が行なわれた翌日も、ナポリのトレーニングセンターを訪れてビゴンSDと話し合いを持っていた模様だ。
ナポリはあくまでマルアン・フェライニ(マンチェスター・ユナイテッド)を本命としているが、獲得できなかった場合のセカンドチョイスとしてデグズマンが有力候補であることは間違いない。
【ミラン】ベルルスコーニ邸での首脳会議終了
オーナーのシルビオ・ベルルスコーニが8月13日夜、ミラノ郊外アルコレの自邸にアドリアーノ・ガッリアーニ副会長、フィリッポ・インザーギ監督を招集した補強戦略会議は、深夜23時過ぎに終了。ガッリアーニとインザーギは同じ車に乗ってアルコレを後にした。
この首脳会議で決まった方針は、インザーギが強く望む「左利きの右ウイング」獲得に経営資源を集約するというもの。したがって、ここから移籍マーケットが閉じる9月1日までの補強はあと1人だけということになる。
メインターゲットのアレッシオ・チェルチ(トリノ)は、トリノのウルバーノ・カイロ会長が2000万ユーロ(約28億円)という要求額の値引きに応じなければ、ミランにとっては予算的に獲得が難しくなる。
代替候補は、コスタリカ代表のホエル・キャンベル(アーセナル)、ブラジル代表のドグラス・コスタ(シャフタール)という、すでに挙がっている名前。もっとも、GKディエゴ・ロペス(レアル・マドリーから獲得)のケースが示す通り、レンタルなどで大物獲得のチャンスがあれば意外な名前が浮上する可能性もある。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
オランダ代表MFジョナサン・デグズマン(ビジャレアル)の代理人が積極的に売り込みを図っており、パリSGとの親善試合が行なわれた翌日も、ナポリのトレーニングセンターを訪れてビゴンSDと話し合いを持っていた模様だ。
ナポリはあくまでマルアン・フェライニ(マンチェスター・ユナイテッド)を本命としているが、獲得できなかった場合のセカンドチョイスとしてデグズマンが有力候補であることは間違いない。
【ミラン】ベルルスコーニ邸での首脳会議終了
オーナーのシルビオ・ベルルスコーニが8月13日夜、ミラノ郊外アルコレの自邸にアドリアーノ・ガッリアーニ副会長、フィリッポ・インザーギ監督を招集した補強戦略会議は、深夜23時過ぎに終了。ガッリアーニとインザーギは同じ車に乗ってアルコレを後にした。
この首脳会議で決まった方針は、インザーギが強く望む「左利きの右ウイング」獲得に経営資源を集約するというもの。したがって、ここから移籍マーケットが閉じる9月1日までの補強はあと1人だけということになる。
メインターゲットのアレッシオ・チェルチ(トリノ)は、トリノのウルバーノ・カイロ会長が2000万ユーロ(約28億円)という要求額の値引きに応じなければ、ミランにとっては予算的に獲得が難しくなる。
代替候補は、コスタリカ代表のホエル・キャンベル(アーセナル)、ブラジル代表のドグラス・コスタ(シャフタール)という、すでに挙がっている名前。もっとも、GKディエゴ・ロペス(レアル・マドリーから獲得)のケースが示す通り、レンタルなどで大物獲得のチャンスがあれば意外な名前が浮上する可能性もある。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)