鹿島戦前には「以前のスタイルに回帰する」という方向性が定められたが…
結局、柏はパスをつなぐのか、縦に速い攻撃に出ていくのか、前からプレスに行くのか、引いて守るのか、攻守においてチームとしてやることが明確化できず混乱を招いた。
その状況下で、今回の鹿島戦前には「以前のスタイルに回帰する」という方向性が定められた。ただ、そこに特化したトレーニングを日々積んで反復していなければ、いくら選手同士で話し合ってイメージを擦り合わせようとも、パスワークには昨年ほどのスムーズさは間違いなく生まれない。
その状況下で、今回の鹿島戦前には「以前のスタイルに回帰する」という方向性が定められた。ただ、そこに特化したトレーニングを日々積んで反復していなければ、いくら選手同士で話し合ってイメージを擦り合わせようとも、パスワークには昨年ほどのスムーズさは間違いなく生まれない。
この結果によって、今週末の他チームの結果次第では、柏の16位以下が決定する。自分たちが年月をかけて積み上げてきたスタイルを一度捨て、今度はそこへ戻ろうと思っても戻る術を知らない。文字通りそんな“迷走”が、この状況を招いたのだ。
取材・文●鈴木 潤(フリージャーナリスト)
取材・文●鈴木 潤(フリージャーナリスト)