「いつも通りがいつも通りじゃなくなっている」
[J1リーグ32節]柏2-3鹿島/11月6日/三協F柏
前節は、“川崎対策”として用意していた3バックシステムが機能せず、攻守両面において方向性が見えないまま0−3の完敗を喫した。
そして迎えた鹿島戦は「いろいろ話し合ったなかで、シモさん(下平隆宏前監督)の時から培ってきたサッカーを、もう一回自分たちで表現する」(小池龍太)という狙いを持って試合に入った。
以前のサッカーを取り戻そうと、選手間で頻繁にコミュニケーションを取り、イメージを擦り合わせてやってきた。柏は多くの時間でボールを支配し、決定機を何度も作り出したが、セットプレー2発とミスによるカウンターから失点を許し、2−3で星を落とした。
鹿島戦後、小池はこう語った。
「僕たちはいつも通りやろうとしているけど、いつも通りがいつも通りじゃなくなっている。自分たちが変わったわけでもないのに、状況が変わってしまっている。90分間を通して、僕たちが勝っている時はゲームをしても疲れていなかった。どこにボールが入ったらどう走るとか、システム的にスムーズに動いていて、誰がどこに動くかボールが来る前から簡単にわかっていた。でもそのスムーズさが今年はない」
一見、ボールを支配して攻め込んでいるようでも、ピッチ上の選手たちは昨年との微妙な違いを肌で感じながらプレーをしていた。さらに小池は「できている時もあるけど、自分たちが悪い状況になった時に、それを覆す力がない」とも付け加えている。
以前、栗澤僚一がこういう話をしていたことがある。
「パスをつなぐことは、小まめに動いて、ポジションを取って、サポートの位置も確認して、周りとの連係が必要。それは毎日の練習で何度も何度も繰り返しやり続けてこそ、できるようになる」
前節は、“川崎対策”として用意していた3バックシステムが機能せず、攻守両面において方向性が見えないまま0−3の完敗を喫した。
そして迎えた鹿島戦は「いろいろ話し合ったなかで、シモさん(下平隆宏前監督)の時から培ってきたサッカーを、もう一回自分たちで表現する」(小池龍太)という狙いを持って試合に入った。
以前のサッカーを取り戻そうと、選手間で頻繁にコミュニケーションを取り、イメージを擦り合わせてやってきた。柏は多くの時間でボールを支配し、決定機を何度も作り出したが、セットプレー2発とミスによるカウンターから失点を許し、2−3で星を落とした。
鹿島戦後、小池はこう語った。
「僕たちはいつも通りやろうとしているけど、いつも通りがいつも通りじゃなくなっている。自分たちが変わったわけでもないのに、状況が変わってしまっている。90分間を通して、僕たちが勝っている時はゲームをしても疲れていなかった。どこにボールが入ったらどう走るとか、システム的にスムーズに動いていて、誰がどこに動くかボールが来る前から簡単にわかっていた。でもそのスムーズさが今年はない」
一見、ボールを支配して攻め込んでいるようでも、ピッチ上の選手たちは昨年との微妙な違いを肌で感じながらプレーをしていた。さらに小池は「できている時もあるけど、自分たちが悪い状況になった時に、それを覆す力がない」とも付け加えている。
以前、栗澤僚一がこういう話をしていたことがある。
「パスをつなぐことは、小まめに動いて、ポジションを取って、サポートの位置も確認して、周りとの連係が必要。それは毎日の練習で何度も何度も繰り返しやり続けてこそ、できるようになる」
裏を返せば、練習でやり込んでいなければ、ポジショニングやサポートのタイミングなどには微妙なズレが生じる。
加藤望監督は、5月の就任時には4−3−3のアンカーシステムを採用し、それまでのポゼッションから手数をかけない縦に速いサッカーへの転換を試みた。しかしそのスタイルが機能せず、夏には9年ぶりの4連敗を含む大きな負け越しによって順位を一気に落としてしまう。そこで以前のスタイルへ戻そうにも、チームはポゼッションやビルドアップのトレーニングを入念に行なうわけでもなかった。
【柏 2-3 鹿島 PHOTO】雨中の激闘を制したのは試合巧者の常勝軍団
加藤望監督は、5月の就任時には4−3−3のアンカーシステムを採用し、それまでのポゼッションから手数をかけない縦に速いサッカーへの転換を試みた。しかしそのスタイルが機能せず、夏には9年ぶりの4連敗を含む大きな負け越しによって順位を一気に落としてしまう。そこで以前のスタイルへ戻そうにも、チームはポゼッションやビルドアップのトレーニングを入念に行なうわけでもなかった。
【柏 2-3 鹿島 PHOTO】雨中の激闘を制したのは試合巧者の常勝軍団