【鹿島】「2失点に絡んだ張本人」昌子源が、それでも“平気な振り”をした理由

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2018年10月25日

失点に絡んでも、踏ん張る。すべてはチームが勝つため

3-2で勝利した第1レグに続き、第2レグも3-3と点の取り合いになったが、2戦合計6-5で初のACL決勝進出を決めた。(C)Getty Images

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「チームに伝染しなかったっていうのも、ひとつ(あると思う)」
 
 自分がしょげていれば、チーム全体にネガティブな空気が広がる。悪影響を及ぼすことになる。昌子が一番に危険視しているのは、そこだと思う。だから、いくら失点に絡んでも“平気な振り”をする。踏ん張る。すべては、チームが勝つためだ。
 
「僕だけでなく、(チョン・)スンヒョンも(クォン・)スンテも良いプレーをしてくれた。誰かが落ち込んでしまうのはいけないと思う」
 
 同僚のCBとGKの奮闘を労う。彼らも守備者として、3失点に大きなダメージを受けたはずだが、下を向かずに戦い抜いた。チョン・スンヒョンは多くのエアバトルを制した。クォン・スンテも失点の数以上のファインセーブを見せた。
 
「後ろのみんながあれだけ頑張って、なんとかしようとしているんだから、逆に僕は前の選手として、点を決めなければいけないんだっていう気持ちでした」
 
 そう振り返ったセルジーニョは、1得点・2アシストの活躍を披露。誰かの頑張りに、誰かが応える。まさに、チームがひとつになって勝ち取ったファイナル進出だった。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 
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