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「これが首位だな…」警戒しても止められない川崎の凄みを長崎の選手たちはどう感じたか?

カテゴリ:Jリーグ

藤原裕久

2018年10月01日

「当たり前のことが当たり前にできるチーム」

川崎は序盤、押し込まれる場面もあったが、次第にペースを掴み、知念、小林のゴールで2点を先行すると、終盤は手堅く逃げ切った。(C) J.LEAGUE PHOTOS

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 しかし、川崎はそうした高い技術を連係の中で出してくることができていたし、勝負所を逃さないしたたかさを持っていた。それが、飯尾が「先制点のセットプレーみたいな勝負の分かれ目の所でちょっとずつ向こうが上だった。守備もちょっとずつズレてしまったし、攻撃もある程度はやれたけど、結局はやられてしまう。そこが大きな差」と指摘する部分なのだろう。
 
 他にもボールを失ってからの切り替えが改善されたことで、リーグ前期よりも高まった守備や、鬼木監督の冷静なチームマネジメントなど川崎のストロングは多い。
 
 だが、それらはすべて、髙杉の試合後のコメントに集約される。
「これが首位だなと。個はもちろん、基本、球際、運動量……、当たり前のことが当たり前にできるチーム」
 
 首位へ向けて本気の牙を剥いた川崎との一戦は、J1での戦いがこれまで当たり前ではなかった長崎というクラブにとって、王者たるに必要な強さを体感させるものだった。そして長崎戦に勝利した川崎は4節以来の首位の座へ。この日の試合を見る限り、その座から簡単に陥落することはないだろう。そう思わせる底力が、この日の川崎には感じられた。
 
取材・文●藤原裕久(フリーライター)
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