【セルジオ越後】勢力図が変わりつつあるACL。アントラーズはリベンジを果たせるか

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2018年10月01日

中国メディアが大岩監督に低姿勢の質問

現在中国では、ブラジル代表歴のあるパト(10番)やフッキ、パウリーニョらがプレーしているけど、彼らの能力をフルに活かせているとは言い難い。現地での生活にストレスを感じているのかな。写真:徳原隆元

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 一方、今年のACLを振り返ると、中国勢の優位性が薄れてきたと感じる。ここ数年は広州恒大、上海上港、上海申花らがヨーロッパの一流選手を“爆買い”し、ACLでも好成績を残してきた。
 
 でも、今大会はアントラーズがグループリーグで上海申花を抑えて2位通過を果たし、決勝トーナメント1回戦では上海上港を撃破。そして前述の準々決勝で天津権健を下すなど、中国勢を次々に破ってみせた。
 
 アントラーズと天津権健の試合後の公式会見では、中国メディアが大岩監督に「我々の弱点はどこか。あとアドバイスがあれば教えてください」と低姿勢の質問をしたという。それほど中国のサッカー関係者は危機感を覚えているということなんだろうね。
 
 ブラジル代表歴のあるフッキ(上海上港)、パト(天津権健)、パウリーニョ(広州恒大)らは現在も中国でプレーしているけど、彼らの能力をフルに活かせているとは言い難い。中国での生活にストレスを感じている選手も多いようだ。
 
 こうした中国勢のパワーダウンは日本にとってはチャンスだよ。代表ではアジアトップクラスの日本も、クラブシーンでは存在感が薄くなっている。だからこそ、Jクラブには奮起してもらいたい。ACLとリーグ戦では、どちらかというとリーグ戦に力を傾けるチームが多いなかで、アジアの舞台でも結果を残してほしいね。
 
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