終了間際のPK獲得を演出!! U-21日本代表の黒子役・松本泰志を森保監督も称賛!

カテゴリ:日本代表

平野貴也

2018年08月25日

「ボランチは、チームのエンジン。今ある立ち位置は、より確実なものにしたい」

松本(14番)はマレーシアの攻撃に対して、鋭いプレスで応戦した。写真:徳丸篤史

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 押し込んでいる状況の試合では、ボランチにも攻撃力が求められる。この日の松本に、そこまでの積極性は見られず、自身も「PKにつながるパスは、たまたまですけど、良かったです。最後は相手も疲れていた。運動量も持ち味なので良かったです。ただ、最後のパス以外のところは、もっとゲームの流れを読んで縦(FW)にパスを付けたり、もっと早くサイドに振ったりできたんじゃないかと思います」と納得はしていなかった。
 
 しかし、試合終了間際、自陣左のスペースに下りて、最終ラインの板倉滉(仙台)からパスを引き出すと、相手の背後へ、右足のアウトサイドでタッチラインからゴール方向へ巻くミドルパスを繰り出す。途中出場の上田がこれに抜け出してシュートを狙おうとしたところで相手DFに倒され、決勝点となるPK獲得につながった。埼玉県の昌平高から広島に入団して2年目。プロの世界に入ってから、驚きながらも負けまいと食らいついて求めて来たクオリティを見せつけた。
 
「プロは、クオリティがすごく高い。僕より上手い選手は、たくさんいる。違う部分の運動量とかで勝って行かないと、先はない。良い経験をさせてもらっている。(アジア大会より)プロの方が上手い。でも、こっちはこっちで、環境とかの適応力が求められる」
 
 プロになって、攻撃的MFから守備的MFへと役割が変わるなか、松本はU-21日本代表での活動で新たな刺激を受けている。
 
「中心選手になりたいですし、出場時間が長いのは、期待の表われだと思っているので、応えたい。今まで、代表ではアジアの大会は経験していなくて、前からプレッシャーを仕掛けてくる相手が多かったけど、アジアでは引いて守って来る。昌平高の時はタケ(針谷岳晃=磐田)が縦パスをどんどん付けてくれた。今は、それが自分の仕事。あいつのプレーとか思い出して、あらためてすごかったんだなと思う。ボランチは、チームのエンジン。今ある立ち位置は、より確実なものにしたい」
 
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